7月26日、ユネスコの世界遺産委員会が、奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島を世界自然遺産に登録といううれしいニュースが飛び込みました。そのひとつ、徳之島にある島みかん「シークニン」の果汁がなかなか万能なのです。
画像ギャラリー“長寿の島”で知られる鹿児島県・徳之島
徳之島は、天城町・伊仙町・徳之島町の3町からなる奄美群島で2番目に大きな島。約10年前に一度訪れた際、雄大な紺碧の海景色に目を奪われたことを、今でも鮮明に覚えています。
闘牛大会が盛んで、その歴史は約500年あるといわれています。正月、5月、10月の年3回「全島一決定戦」を開催。体重1トン余りの大型牛による激しいツノのぶつかり合いは迫力満点。手に汗握る熱戦が繰り広げられます。
同じくビッグイベントなのが、島を一周して行われるトライアスロン大会(6月)。マラソンの高橋尚子さん、広島や阪神で活躍したプロ野球の金本知憲さんがトレーニングを行ったことがあるなど、起伏に富んだ地形がアスリートに好まれています。
さらに、一時はギネスブックに世界最長寿者と認定されていた泉重千代さんをはじめ、長寿者が多いことから“長寿の島”と呼ばれていることでも有名です。
野生の島みかん「ヤマ・シークニン」がサワーやサラダに好相性!
この徳之島で自生する野生の島みかんが「ヤマ・シークニン」。山にできる酸っぱい(シー)みかんで、9年で実がなるところから、この名がつけられたそう。
注目すべきはその成分。血糖値の上昇を抑える働きなどがある「ノビレチン」や抗アレルギー作用のある「ヘスペリジン」が、他の柑橘類よりも多く含んでいます。そんな“スーパーフード”の果汁をゲットしたので飲んでみました。
実も皮も丸ごと搾汁した混じりっけなしの100%。それだけで飲むと、皮の苦みをしっかりと感じられ、ちょっと漢方のようなニュアンスもあります。
そこで炭酸水に少量を入れてグビッ。柑橘由来の酸味がキュッときて、皮の苦みがやってくるので、まだ少しクセがあります(これはこれで嫌いではない)。
ならばと焼酎の炭酸割りに加えてみると、その苦みが全体をキリッとさせることでドライな味わいになり、ちょうどいい塩梅に。シークニンサワー、旨いぞ!
僕はドリンクで使いましたが、すだちやかぼすのように焼き魚にかけてもいいですし、調味料としても使えますよ。
果汁だけでなく、醤油ベースのドレッシングもゲットしたので、サラダにかけてみました。果汁の酸味が野菜とうまく調和。爽快感があって夏にピッタリ!
世界自然遺産に登録されたし、行ってみたい! と思っている方もいるでしょうけど、依然として現地に行きづらい状況が続いています。そんなときはヤマ・シークニンので香りで徳之島を感じましょう。この夏のお供にお試しあれ。
[住所]東京都台東区雷門1-13-13
[電話番号]03-3843-0567(19〜21時受付)
[休日]月
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