食欲の秋!この秋食べたい都内の絶品うなぎ店3選!

『おとなの週末』で過去に取材したうなぎの名店の中から、編集部が「これは!」と旨さに目を見張った殿堂入りの店をドドンッとご紹介。 歴史をつなぐ老舗から予約困難の人気店まで、 うなぎ好きならぜひとも足を運んでほしい。口福な気分を共有いたしましょう!

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『わたべ』@春日

うな重 特上(4840円)
肉厚の身は脂の甘みが最高。創業から受け継ぐタレはあっさりしつつコクがある

ホロリとろける淡雪のような肉厚うなぎ

およそ70年前に蒲焼きや佃煮の小売店として創業。伝統の技を受け継ぐ香ばしい身を口いっぱいに頬張れば、淡雪のような口溶けに驚愕する。秘密は素焼き後に小骨を1本1本丁寧に取り除いているから。この繊細な仕込みが極上の旨さを生み出しているのだ。

使用するうなぎは主に三河一色産で、太くて脂がのったものを厳選。さらに特筆すべきは「鰻の蒲焼きとフォアグラのテリーヌ」などフレンチのような季節料理もあること。ワインが進むこと間違いない。

鰻の蒲焼きとフォアグラのテリーヌ(3190円)
キャラメリゼしたフォアグラとうなぎのタレをベースにしたソースが相性抜群

うなぎ肝ソテー卵黄添え(1430円)
粉山椒とタレでからめた肝は卵黄を崩すとまろやかに

住所:東京都文京区小石川1-9-14
TEL:03-3812-7448
営業時間:11時半~14時(13時半LO)、17時~21時(20時LO)※変動あり
定休日: 水・木
交通:都営三田線ほか春日駅駅A5出口から徒歩1分

『わたべ』@春日

『八重洲 鰻 はし本』@八重洲

鰻重「ろ」(4620円)
重箱を埋め尽くすうなぎは見事な火入れ。飴色の照りが食欲をそそる。
モチ米もブレンドした米は粒がしっかりしてうなぎに合う

指名買いする上質なうなぎを江戸前の仕事で

備長炭で焼き上げた工芸品のごとき美しい姿に惚れ惚れする。一朝一夕にはできない美味の要、そのひとつは継ぎ足しのタレだろう。
年数の経過を自慢しがちだが、そうではない。4代目は言う。「大事なことは質のいいうなぎをいかにコンスタントにくぐらせているか」。

ゆえに腕のいい生産者や信頼の置ける池のうなぎを指名買いしているのだとか。焼きは備長炭で香ばしく。ほどよい甘さのタレと舌の上でやさしくほどける身の上品さに、もう唸るしかない。

備長炭で丹念に焼き上げる

画像上:きも焼(770円)
画像下:ばら焼(550円)
あばらのすき身と尾を合わせた希少な「ばら焼」など

住所:東京都中央区八重洲1-5-10
TEL:03-3271-8888
営業時間:11時~13時半LO、17時~20時LO、土11時半~14時LO ※変動あり
定休日:日・祝
交通:JR山手線ほか東京駅八重洲北口から徒歩5分

『八重洲 鰻 はし本』@八重洲

『御蒲焼所 鰻家』@石川台

うな重 竹(3500円)
頬張ればふんわりとろける味わい。注文があってから捌いて調理。
提供に40分ほどかかるため予約がおすすめ。夏場は原則予約のみだという

捌き、蒸し、焼き 全てに妥協ナシの職人魂にゾッコン

肉厚でふかふかの身がまるで高級羽毛布団のようにご飯を覆い尽くす。こんな美味布団が本当にあったらどんなにいいか……という妄想は置いといて。捌きたて、蒸したて、焼きたての美味しさは名人技があってこそ。ふわっと理想の仕上がりになるよう素焼きで何度も返して小骨を柔らかくするのだそう。

あっさりした風味のタレと、粒に張りのある米、それらがうなぎと共に仲良く手を取り合えば、口の中で旨さ爆発。体の底から活力がみなぎってくる。

骨煎餅(650円)
シンプルな塩味でポリポリと手が止まらない

うなぎは九州産が多い

住所:東京都大田区石川町2-29-6
TEL:03-3726-0838
営業時間: 11時半~14時(13時半LO)、17時~21時(20時半LO)※変動あり
定休日:火(祝の場合は営業)
交通:東急池上線石川台駅から徒歩5分

『御蒲焼所 鰻家』@石川台

美味しいうなぎ店をもっと知りたいあなたに!

『おとなの週末 2021年9月号』

撮影/西﨑進也(わたべ、鰻家)、大西尚明(はしもと) 文/肥田木奈々
※店のデータは、2021年9月号発売時点の情報です。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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