【きょうはお茶漬けの日】永谷園『お茶づけ海苔』発売70周年 160億食以上「地球40周分」

お酒のシメだけでなく、忙しい朝の食事、受験勉強の夜食など、様々な場面で重宝される手軽で美味しいお茶漬け。日本の食文化を支えてきたと言っても過言ではないでしょう。読者の皆さんはどのような味付けがお好みでしょうか?

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永谷園のルーツは ”茶宗明神”としてまつられる永谷宗七郎

永谷園(東京都港区)の看板商品「お茶づけ海苔」が発売から今年で70周年を迎えます。

また本日、5月17日は「お茶漬けの日」です。「お茶漬けの日」は2012年に永谷園の「お茶づけ海苔」が発売60周年を迎えたことを記念し、日本記念日協会に申請し、登録・制定されました。

永谷園「お茶づけ海苔シリーズ」

永谷園のルーツは、江戸時代に煎茶の製法を発明し、京都にて“茶宗明神”としてまつられている永谷宗七郎(宗円)にさかのぼります。創業者の永谷嘉男は、永谷宗七郎からつながる由緒あるお茶屋の家系です。「お茶漬けの日」は、永谷宗七郎の偉業をたたえ、命日の5月17日に制定しました。

お茶づけ海苔は1952年に誕生 

発売当時のパッケージ(小袋)

永谷嘉男の「おいしいお茶づけを、家庭で手軽に楽しめたら」という想いを形に、1952(昭和27)年に「江戸風味 お茶づけ海苔」を発売。同社前身のお茶屋で数多くのアイディア商品を生み出してきた嘉男の父・武蔵(たけぞう)との共同作業によって生み出されました。

「お茶づけ海苔」は、抹茶・塩・砂糖などの調味料、あられ、海苔だけでシンプルに作られており、発売当時から現在までほとんど変わらぬ味で、60年にわたり多くの人たちに愛され続けています。また最近ではアレンジレシピも多く登場し、さまざまなトッピングで「味変」が楽しめることもお茶漬けの魅力のひとつです。

商品名は1956(昭和31)年の商標登録に伴い「永谷園の お茶づけ海苔」に変更され、現在に至ります。パッケージの「お茶づけ海苔」の漢字やひら仮名のバランスにもこだわり、デザインはお茶漬けから連想した「江戸の情緒」をイメージしました。歌舞伎の定式幕になぞらえた「黄・赤・黒・緑」の縞模様も印象的です。

永谷園公式HPでは「お茶づけ海苔 発売70周年特設サイト」 を開設

お茶づけ海苔 発売70周年特設サイト

現在、永谷園では「お茶づけ海苔 発売70周年特設サイト」を開設し、お茶漬けに関する様々なコンテンツを配信中です。

その中のひとつ「データで見るお茶づけ海苔」ではこれまで食べられた小袋(1食分の袋)を縦につなげると、地球約40周分に到達してしまうことや「70年で食べられた『お茶づけ海苔』の食数(なんと160億食以上!)」、このほか「これまで売り上げたお茶づけのあられをつなげたときの長さ」なども紹介しています。マニアックで膨大な数にお茶づけ海苔の偉業が大いに伝わってきます。また、「お茶づけミュージアム」では懐かしの商品パッケージや歴代のキャンペーン商品を見ることができます。

読んでいるだけでお茶漬けが食べたくなってくるコンテンツが盛りだくさんの特設サイト。お茶漬けの日にぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?

https://www.nagatanien.co.jp/brand/ochaduke/museum/

マニアックで楽しい話題が学べる特設サイト

文/山本孟毅、写真/永谷園

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