ディープだった街は今や女性が闊歩する東京の洒落ソウル!
明るい街になったよなァ〜新大久保!ニューカマーのコリアンタウンとして注目され始めた35年位前は、ディープ感満載で、ドキドキしつつプルコギ喰ったもん。それが今や都内屈指のアジアンテーマタウン。特に韓国関連は、食以外にもコスメだ、イケメンアイドルだ、ファッションだと、多彩なコリアンカルチャーを老若男女が楽しめる街!
そんな気軽に韓国文化を楽しめる街となった新大久保で、韓国の気軽な食の代表格である屋台料理を飲み食いしました!昔から韓国料理店が多かった職安通りのドン・キホーテ(昔はなかった)横の小道。この小道が今や『イケメン通り』って呼ばれてるの知ってました?なんとグーグルマップにもそう書いてある!その通りを歩けば、まぁ〜歩いているのは、ほとんど女性。
こちとらオヤジ3人組なもんで、“気軽に飲み食い”できる街でも、別の意味で片身は狭い。そんなアウェイ気分から逃げるように、屋外にカウンター席もある屋台ムードあふれる『春川鶏カルビ』に入店。そしたら店内の客は我々以外全員女性というさらなるアウェイ!!でも、おでんや餃子などの屋台風アテに杯を重ねりゃ、アウェイ感もどこへやら。思わず飛び出す「マシッソヨ!(おいしい)」というカタコト韓国語。
2軒目『レトロポチャ』。この店の日本語メニューを見て驚いた。そこには「外国人メニュー」とある。日本人が外国人……なるほどコンセプト的にはパスポートなしで来られる韓国の居酒屋ってことなんだなァ〜。3軒目『ソウルポチャ』。ポチャと付く店名が続きますが、その意味は“居酒屋”。
この店のチョレギサラダ(605円) 、これまで食べたチョレギサラダで最辛。これが本場風なのか瞠目する。『漢江の奇跡』は韓国料理版屋台村の『新大久保 韓国横丁』の1階に集う10軒の店の中の一軒。現地風にチャミスルをストレートであおれば、ソウルの街角風の店内ムードと相まって、身も魂(ソウル)もマシッソヨ!
撮影/鵜澤昭彦、取材/カーツさとう
※2023年9月号発売時点の情報です。
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