東京駅地下1階『黒堀横丁』&『北町酒場』のオススメ店 お酒と合わせる「大人のクレープ」が気になる!

改札内外のあちこちに飲食店がある東京駅。店探しをするだけでも大変です。そこで、新幹線の改札口から近いところを中心に大調査しました。今回は、東京駅改札外にある「グランスタ八重北」の地下1階『黒塀横丁』と2階『北町酒場』。良…

画像ギャラリー

改札内外のあちこちに飲食店がある東京駅。店探しをするだけでも大変です。そこで、新幹線の改札口から近いところを中心に大調査しました。今回は、東京駅改札外にある「グランスタ八重北」の地下1階『黒塀横丁』と2階『北町酒場』。良酒・酒肴を楽しめるお店をご紹介します。

改札外『黒塀横丁』 @グランスタ八重北/地下1階

丸の内と八重洲を結ぶ、北地下自由通路沿いにあるエリア。大人の雰囲気が漂うも、リニューアル後は活気ある店も登場。

『黒塀横丁』

『英國酒場 シェイク&チップス(Shake&Chips)』

進化系パブフードと遊び心を満喫!

表参道の人気パブが東京駅にリニューアルオープン。音楽にパブフード、お酒にスイーツまで、UKカルチャー好きのスタッフの“好き”が集まったゴキゲンな場所になっている。まず見逃せないのは、名物の「フィッシュ&チップス」。

ギネス生 880円、フィッシュ&チップス 1580円

『英國酒場 シェイク&チップス(Shake&Chips)』(奥)ギネス生 880円、(手前)フィッシュ&チップス 1580円 マヨネーズあっさりめで混ぜ置きしないタルタル、シェリービネガーも合う

ハーブやスパイスのスープに漬け込んだタラの身を使い、生ビールと衣を合わせてその場で揚げる。ふんわりサクッの食感がたまらない。そしてビールはもちろん、ドリンクが多彩だ。ひと癖アリのラフロイグに赤い果実を合わせたハイボールあり、自家製シロップを使ったサワーあり……とオリジナルドリンクも充実。

そして忘れちゃならないのが「ミルクシェイク」!近年UKの若者にブームというスイーツだ。特製マシンを使った口当たりがなんともなめらかで、アクセントにアルコールも使った大人味。カリッと揚がったポテトをつけても旨し。ともかく使い勝手抜群の楽しさだ。

『英國酒場 シェイク&チップス Shake&Chips』

[住所]グランスタ八重北地下1階 
[電話]03-6419-7773
[営業時間]11時〜23時(22時LO、ドリンク22時半LO)
[休日]施設の休館日に準ずる
[交通]グランスタ地下北口から徒歩1分

『ヌードルハウス ランドリー』

クラフトビール×アジアンが楽し過ぎる

東京駅は多種多様な人々が行き来する玄関口。その場所にふさわしく、いろんな文化がカオスのように交差して賑わいを見せる。そんな“ストリート酒場”の楽しさは健在である。多彩に揃うドリンクの中でもまずおすすめしたいのが、15タップある樽生のクラフトビールだ。

日々入れ替わるビールは個性豊かで、ほぼ全都道府県のこだわりのブルワリーをフォローしている。そこにアジアンのユニーク&刺激的な料理各種を合わせるのがまた楽しいのだ。

バインセオ 650円、DD4D BREWING 人魚と指輪 830円

『ヌードルハウス ランドリー』(左)バインセオ 650円 新鮮なハーブ野菜で包んで食す (右)DD4D BREWING 人魚と指輪 830円 ビールにはレモンとゆずの風味あり

たとえばタイ料理のパッキーマオをアレンジした「アサリの激辛炒め」にはヘイジーIPAのなめらかな丸み。ヘルシーエスニック感ありなベトナム風お好み焼き「バインセオ」には、どこか柑橘ぽいゴーゼスタイル等々。気軽におすすめを聞いてもよし。難しいこと抜きでいろんなペアリングがあれこれ愉快。〆にもつまみにもなる15種類のアジアの麺ももちろんイチオシ!

『ヌードルハウス ランドリー』

[住所]グランスタ八重北地下1階
[電話]03-6256-0339
[営業時間]11時〜23時(22時LO、ドリンク22時半LO)
[休日]施設の休館日に準ずる 
[交通]グランスタ地下北口から徒歩1分

『月島もんじゃ たまとや 東京駅』

ダシの旨みが自慢の大迫力もんじゃで一杯

明治4年創業の豊洲水産仲卸直営で、「酒と肴ともんじゃ」がコンセプトの行列店。もんじゃは魚介、鶏ガラ、香味野菜を合わせて毎朝炊き上げる自家製ダシが自慢で、スタッフが目の前で焼き上げてくれる。大ぶりな明太子が丸ごと1本ドンとのった一番人気「明太子もんじゃ」は必食だ。豊洲直営ならではの海鮮の肴も魅力。わいわいグラスが進むこと間違いなしだ。

明太子もちもんじゃ丼 1628円、明太子もちもんじゃ茶碗(ハーフ) 858円、いか墨もんじゃ茶碗(ハーフ) 913円、いか墨もんじゃ丼 1738円

『月島もんじゃ たまとや 東京駅』(左から)明太子もちもんじゃ丼 1628円、明太子もちもんじゃ茶碗(ハーフ) 858円、いか墨もんじゃ茶碗(ハーフ) 913円、いか墨もんじゃ丼 1738円

[住所]グランスタ八重北地下1階
[電話]03-6256-0059
[営業時間]11時〜23時(22時LO、ドリンク22時半LO)
[休日]施設の休館日に準ずる
[交通]八重洲北口から徒歩1分

『パーラ(PARLA) 東京駅店』

大人なクレープがショットに合う!

一見ヨーロッパの街角にあるパティスリーのようなシックな外観。実はクレープスタンドだ。ただし、クレープといってもそのイメージはレストランのデセールに近し。なんともリッチな “大人のクレープ”だ。しかも店内にはラムやウイスキーなども用意され、ショットグラスで一緒に楽しめる。

イチローズモルト&グレーン 1320円、ピスタチオマスカルポーネグリオットバニラ蜂蜜 1480円

『パーラ(PARLA) 東京駅店』(左)イチローズモルト&グレーン 1320円、(右)ピスタチオマスカルポーネグリオットバニラ蜂蜜 1480円 ピスタチオの緑とキルシュに浸けたチェリーの赤、色合いも美しい

おいしさの秘密は、まず乳脂肪分47%の生クリーム。ミルキーでコクがあるけどとっても口溶けよし。生地には皮ごと砕いたナッツや米粉、少量のラムも加えられて香りよく、もちっとした食感だ。そしてそこに包み込まれる具材の組み合わせがワクワクするようなものばかり。

例えばピスタチオとマスカルポーネのクリームの風味に、甘酸っぱいグリオットチェリー。ハチミツやホワイトチョコクランチもアクセントに……。見た目も食感にもこだわって、甘いだけじゃないエレガントな味わい。キュッと一杯やりながらぜひ合わせたい!

『パーラ(PARLA) 東京駅店』

[住所]グランスタ八重北地下1階
[電話]03-6810-2735
[営業時間]10時〜22時 ※土・日・祝は〜21時
[休日]施設の休館日に準ずる
[交通]グランスタ地下北口から徒歩1分

『うなぎ 四代目菊川』

炭火でバリッと焼かれた一本重が大迫力

昭和7年創業の名古屋のうなぎ問屋が直営。推しは、蒸すことなく備長炭の強い火でバリッと焼かれた、名物「蒲焼き一本重」だ。皮目は香ばしく、ふわっと肉厚、とろっと脂がのっている。切らずに1本なので旨みが閉じ込められ、部位ごとの旨さが熱々で味わえるのも醍醐味だ。うなぎの肝焼きや卵焼き、焼けるのを待ちながら一杯やる一品料理にもこと欠かない。

蒲焼き一本重 5280円〜

『うなぎ 四代目菊川』蒲焼き一本重 5280円〜

[住所]グランスタ八重北地下1階
[電話]03-6812-2121 
[営業時間]11時〜23時(21時半LO)
[休日]施設の休館日に準ずる
[交通]八重洲北口から徒歩1分

改札外『北町酒場』 @グランスタ八重北/2階

個室を完備した店を設けるなど、接待需要も高いエリア。それだけに腰を据えて料理と酒を楽しめるところが多い。

『北町酒場』

『本家あべや 東京駅 北町酒場店』

秋田の地酒で比内地鶏の料理を堪能

比内地鶏。日本三大美味鶏に数えられる秋田の地鶏だが、知ってはいてもしっかり堪能したことがある人は少ないのでは。でもこちらは秋田比内地鶏生産責任者の店。毎日秋田から直送される丸鶏を一羽一羽捌いて各料理に使い切る。ゆえにその魅力を思う存分味わうことができるわけだ。

秋田比内地鶏 鹿角ホルモン 1900円(1人前)

『本家あべや 東京駅 北町酒場店』秋田比内地鶏 鹿角ホルモン 1900円(1人前) 新鮮なホルモンは旨みも濃い。〆にうどんやご飯も◎

まずは部位ごとに丹念に焼かれた焼鳥。平飼いで飼育に通常の3倍以上日数をかけるという鶏は、肉質はきめ細やかで健康的。噛めば歯応えよく、じゅわっと旨みがあふれ出す。秋田県鹿角市のご当地グルメをオマージュし、比内地鶏のホルモンで作る「鹿角ホルモン」もぜひ。

前日から味噌ダレに漬け込んだホルモンの旨みに、じんわり青唐辛子の辛み、自家製の鶏油が味に深みを与えていてハフハフ、止まらない旨さだ。酒どころ秋田の日本酒が常時20種類以上、なかなかお目にかかれないレアものも揃っている。これは一杯やるしかないでしょ。

『本家あべや 東京駅 北町酒場店』

[住所]グランスタ八重北2階
[電話]03-6256-0518
[営業時間]11時〜23時(22時LO)※土・日・祝は〜22時(21時LO)
[休日]施設の休館日に準ずる
[交通]八重洲北口から徒歩1分

『ビア&グリル オールドステーション』

神泡ドラフトに豪快グリルが最高!

品質を徹底管理したドラフトビールにのどが鳴る!グラスの上部を覆うのはクリーミーなまさに“神泡”。爽快な香りと心地よい苦みの限定醸造「東京クラフト」をはじめ8種類が揃っている。合わせるのはガッツリ豪快な肉料理だ。ナイフを入れると肉汁が飛び出す自家製ソーセージや、牛の旨みを楽しむ和牛ステーキ。ビールとのループがもう止まらない。

サントリー ザ・プレミアム・モルツ パイント 1089円、ハーフ&ハーフ グラス 682円、東京クラフト 748円

『ビア&グリル オールドステーション』(左から)サントリー ザ・プレミアム・モルツ パイント 1089円、ハーフ&ハーフ グラス 682円、東京クラフト 748円

[住所]グランスタ八重北2階
[電話]03-6256-0578
[営業時間]11時〜23時(22時LO)※土・日・祝は〜22時(21時LO)
[休日]施設の休館日に準ずる
[交通]八重洲北口から徒歩1分

撮影/西崎進也(シェイク&チップス、たまとや、パーラ、四代目菊川、本家あべや、オールドステーション)、小島昇(ランドリー)、取材/池田一郎

2024年1月号

※2024年1月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

画像ギャラリー

この記事のライター

関連記事

『マツコの知らない世界』で「おにぎりの世界」特集 『おとなの週末』おススメの「絶品おにぎり」情報をご紹介!

具材の旨みたっぷり!とろ~りあったかな「あんかけラーメン」のオススメ8選

濃厚なのに食べやすい!? 進化した「おとなの家系」ラーメン4軒

第3次ブーム到来!おとなの週末厳選「今食べるべき」つけ麺4選

おすすめ記事

3度落城した「難攻不落の城」 斎藤道三が築いた稲葉山城は信長の手に落ちた

総量100g、丼を覆い尽くす脂きらめく大量のチャーシュー『there is ramen』

80年代の若者が憧れた セリカGT-FOURは雪道激走して大ブレーク

何故だ!!タイ料理店でもんじゃの謎 「トムヤムクン」などハマる味続出『タイ屋台 ラオラオ』

浅田次郎が自衛隊時代、窮地に追い込まれる原因となった「員数の論理」とは?

新型ホンダ「フリード」約250万円~の衝撃!!  8年ぶりのFMCでライバル「シエンタ」を超えたか?

最新刊

「おとなの週末」2024年5月号は4月15日発売!大特集は「銀座のハナレ」

全店実食調査でお届けするグルメ情報誌「おとなの週末」。4月15日発売の5月号では、銀座の奥にあり、銀…