旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。 さて、今回のテーマとなる食材は? 文/おと週Web編集部、画像/写真AC 【今月の旬食材は?】いま1年で…
画像ギャラリー旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?
文/おと週Web編集部、画像/写真AC
■クイズの答えは……
正解:スナップえんどう
難易度:★★☆☆☆
サクサク食感が名前の由来でした
スナップえんどうの旬は春先の3月から初夏の6月と、旬の時期が長めです。日本に上陸したのは1970年代で、比較的歴史が浅い野菜です。
同じくマメ科エンドウ属に属するグリンピースをさやごと食べられるように品種改良したもののため、さやえんどう(きぬさや)よりも肉厚で甘みのあるさやをもつことが特徴です。
見た目が似ているさやえんどうもマメ科エンドウ属に属します。
実は、もともとスナップえんどうは、さやの食感がパリパリとしてることから「スナックえんどう」とも呼ばれていました。しかし、1983年に、農林水産省が「スナップえんどう」という名称に統一することを推奨したことをきっかけに、市場ではスナックえんどうという名称は使用されなくなりました。
スナップえんどうはスジが硬いため、しっかりスジ取りをしてから下茹でして料理に使うのが一般的です。
下茹でするときには、沸騰したお湯に入れて、強火で1分半~2分ほど茹でましょう。塩を入れて茹でると色鮮やかに茹であがります。また、茹であがったら冷水にさらしましょう。これでサクサクの食感を保つことができます。
美味しいスナップえんどうの選び方
さやがふっくらとしていてハリがあり、傷が少なく、鮮やかな緑色をしているものを選びましょう。平たいものは甘みが少ないことがあります。
さやの表面にしわが寄っていたり、フニャッとしているものは鮮度が落ちているため避けましょう。
スナップえんどうは鮮度が命! 保存期間が長すぎるとパリパリとした食感が悪くなり、風味も落ちてしまいます。
保存期間の目安は2~3日。それ以上保管するような場合は、買ってきたらすぐに下茹でして保存するのがおすすめです。
スナップえんどうの注目栄養素
抗酸化成分であるβカロテンやビタミンCが豊富なことが特徴です。βカロテンは熱に強く加熱しても含有量が減らないことがうれしいポイントです。
また、脂溶性と呼ばれる栄養素のため、炒め物や揚げ物など、油を使用した料理にして食べると吸収率がよくなります。下茹でしたスナップえんどうにマヨネーズをつけて食べる、オイルを使ったドレッシングとともに食べるなどしてもOKです。
カルシウムを骨に沈着させて骨の形成を促す働きをもつビタミンKが含まれていることも注目ポイントです。骨の健康維持を目指すなら、小魚など、カルシウム豊富な食品とともに調理をして一緒に食べることをおすすめします。
↑上記にそのほかの「旬食材」をまとめていますので、ぜひご覧ください。