東京駅日本橋口のコンビニ『ベルマート キヨスク』が面白い! 気になったおにぎり「米サンド」を実食

もうひとつ気になった手作り商品も実食 唐突な話で恐縮なのだが、かねてより「最後の晩餐にいただきたいもの」という質問の際、「母の握ってくれたおむすび」と答えていたワタクシ。大きくて丸っこくて海苔で大胆に包んである、素朴なお…

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東京駅を歩いていたとき、気になったのが『ベルマート キヨスク』。特にJR東京駅日本橋口に位置する『ベルマート キヨスク 丸の内中央ビル』の品揃えに思わず目を奪われました。何が素敵なのか、そして気になったおむすびを実食した感想などもお知らせします。

都内では希少なコンビニにワクワクが止まらない

『ベルマート キヨスク(以下、ベルマート)』とは、JR東海系列のJR東海リテイリング・プラスが展開するコンビニ。店舗は東京から大阪までのエリアを適宜カバーしており、東海道沿線のお土産類やお弁当類が充実している

東京駅では八重洲南口改札のすぐ横に『ベルマート キヨスク八重洲南』、八重洲北口改札側には『プレシャスデリ東京』などの系列店もあるのだが、ライター・市村が最もワクワクしたのは、JR東京駅日本橋口に位置する『ベルマート丸の内中央ビル』だ。

『ベルマート キヨスク 丸の内中央ビル』。入口は2か所ある

まずひとつめのワクワクポイントは、日替わりで異なるパン屋さんの品物が入荷されること。私が訪ねた日は、東京・巣鴨の老舗あんぱん店『喜福堂』のあんぱん各種がズラリ。上品な甘さで大好きな逸品だ。

ワクワクふたつめは、やはり曜日替わりのお取り寄せスイーツがあり、この日は愛知・豊橋で70年以上の歴史を持つ和菓子店『お亀堂』の「もっちりあん巻き」(220円)が並んでいた。

大好きな『喜福堂』のあんぱん。その上にはさまざまなコッペパンや横浜銘菓『ありあけ』の「ミルクハーバー モンブラン」(129円)なども

そして3つめ。お昼時に山積みになっていたのは“「ロケ弁グランプリ」出場常連”という『キッチンひまわり』のお弁当。並ぶお弁当はバラエティに富んでいておいしそうだし、お値打ちだし、何よりこのグランプリが気になりすぎる!

『キッチンひまわり』のお弁当たち。気になる~!

そのほか、東京・浅草の老舗洋食店『ヨシカミ』の「ロースカツサンド」(800円)やふっくら大きなコッペパン各種(220円~)など、魅惑的なラインナップだった。

食いしん坊なら目移りしまくること請け合いだ。

気になったおむすびをいざ実食

そんな気になるものだらけの『ベルマート』の中で、自称・食いしん坊のワタクシ・ライター市村が最も心惹かれたのが、「米(マイ)サンド」という、サンドタイプのおむすびのシリーズ

2023年11月にケースに並んでいたのは「味噌カツ」(330円)と「ビビンバ風味 ハンバーグ」(320円)、「肉じゃが」(285円)など。思わず二度見してしまうほどの変わり種揃いだ。

本記事を書くために12月に入ってから再度『ベルマート』を訪ねたときのラインナップは、「玉子焼と明太子」(285円)と「チキン南蛮」(298円)、12月5日新発売という「海老と枝豆のかき揚げ」(330円)。さらに2024年3月に再度チェックした際には、「玉子焼と明太子」に加え、「照焼きチキンマヨネーズ」(325円)と「イカフライ」(298円)が並んでいた。

ということで、以下の3つを食べてみた。

「米(マイ)サンド」

「玉子焼と明太子」(285円)

甘めでふわふわの玉子焼きとピリッとした明太子の組み合わせが相性抜群。底に少し入るマヨネーズがジャンクみを増して心憎い。ぐんぐん食べたくなる。これ、好きだわ。ちなみに191g。

「玉子焼と明太子」(285円)

「チキン南蛮」(298円)

柔らかいチキンを包む衣の分厚さが気になるが、甘酢ソースをしっかり吸っていてご飯に合う。底に入ったタルタルソースには、ゆで卵の白身の存在感がしっかりとあって満足感が高い。こちらは192g。

「チキン南蛮」(298円)

「海老と枝豆のかき揚げ」(330円)

エビがプリッとしていて、枝豆もしっかり入っている。衣のベタベタさが気にはなるが、底に入っている醤油漬けにされたカツオ大根により、意外とサッパリ食べられる。他に比べると軽いが天ぷらだものね、の182g。

「海老と枝豆のかき揚げ」(330円)

この3つの中で個人的にリピートしたいと思ったのは「玉子焼と明太子」。11月の調査時にも店頭に並んでいたので、おそらく人気か定番メニューなのだろう。「肉じゃが」たちの行方が気になるところだ。

単にキャンペーン商品と置き換わっているのか、商品の入れ替えの激しいコンビニの商品群の中で敗れたのか。もしも遭遇する機会があったらぜひ食べてみたい。

もうひとつ気になった手作り商品も実食

唐突な話で恐縮なのだが、かねてより「最後の晩餐にいただきたいもの」という質問の際、「母の握ってくれたおむすび」と答えていたワタクシ。大きくて丸っこくて海苔で大胆に包んである、素朴なおむすびがなんとも言えないおいしさだったのだ。

そうしたらここで発見してしまったのが、既視感のあるフォルムの「手作り爆弾おむすび」(300円)。それも“手作り”とある

この日店舗に並んでいたのは「ツナ・えびマヨ・明太子」と「牛肉しぐれ」、選んだ「さけ・うめ・かつお」の3種類。

パッケージを見ると『手作りおむすびの店 笹八』とある。1921年にお米屋さんとして創業し、奈良県に本社を置く柿の葉寿司の会社「中谷本舗」が展開するブランドで、グランスタ東京にあるお店『ゐざさ茶屋』の姉妹店だ。各店舗厨房にて手作りしているのだそう。

持つと実にずっしり。帰宅して計ると232gだった。ということで、いざ実食。

「手作り 爆弾おむすび」(300円)

カットしてみると、醤油で甘じょっぱく味付けされたおかか(かつお)に、さけフレークと甘めの梅干しがイン。選んだ具材の力もあるが、妙にホッとする味。具材が混ざり合うところもあったりして、飽きずに食べられるのかなと思う。大口を開けてバクッといただきたい。

ただし塩を入れて炊かれたご飯であること、ご飯の量も具材もたっぷりであるため、私には少々しょっぱく感じた。

中身はこんな感じ

なお、11月にあった「エビ天」(320円)の爆弾おにぎりは、12月はたまたまなのか店頭になかったが、3月には復活していた。

ちなみに3月に行った際、気になったのが「うなぎの爆弾おにぎり」(580円)。さっそく購入して、食べてみた。

「うなぎの爆弾おにぎり」(580円)

タレの風味が豊かな醤油炊き込みご飯は、お米がかなりギュッと詰まっていてボリューミー。ラップに包まれた状態で計ったら、なんと259gもあった。うなぎはちゃんと脂のりがよく、錦糸玉子はほんのり甘め。

難点を言うならご飯がカチカチなので、可能であればぜひレンジアップしてほしい。ご飯もうなぎもたちまち柔らかく、香り高くなって、俄然おいしくなった。

土用丑の日に忙しいなどの理由でうなぎ屋さんに行けなくても、このおにぎりがあったらうれしいかも

素敵な品揃えの『ベルマート キヨスク』、ぜひあなたの目で見て、気になるものを食べてみてほしい。

■『ベルマート キヨスク丸の内中央ビル
[住所]東京駅日本橋口駅前広場付近
[営業時間]6時半~23時※土・日・祝は~22時

写真・文/市村幸妙

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