「謎土」ってなんだ? 『カップヌードル 土だけ』買ってみたら その素晴らしさに「感動」した

「謎土」入りの「カップヌードル 土だけ」

日清食品のカップヌードルは美味い。特に深夜となれば背徳的な美味だ。これでちょっとした野菜がトッピングできれば最高だ。そんなささやかな夢を叶える手段として、『カップヌードル 土だけ』(想定価格:税込980円前後)が登場した。カップヌードル型の植木鉢と、腐葉土『謎土』の組み合わせで、都会のマンション住まいでも家庭菜園が楽しめるのだ。

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日清食品のカップヌードルは美味い。特に深夜となれば背徳的な美味だ。これでちょっとした野菜がトッピングできれば最高だ。そんなささやかな夢を叶える手段として、『カップヌードル 土だけ』(実勢価格:税込980円前後)が登場した。カップヌードル型の植木鉢と、培養土『謎土』の組み合わせで、都会のマンション住まいでも家庭菜園が楽しめるのだ。

その正体は カップヌードル型の植木鉢と圧縮された培養土『謎土』のセット!

フタを開けると、説明書と『謎土』が。鉢には排水用の穴がある。

飲み干したペットボトルを水筒のように使う人は今もいるが、樹脂容器が珍しかった昔は、カップヌードルの空容器を植木鉢のように使う人も稀にいた。『カップヌードル 土だけ』をみると、そんな昭和の昔を思い出す。

ただし『カップヌードル 土だけ』は直径20センチ少々、5リットルの容量をもつ園芸専用の商品だ。樹脂製の鉢の中には、取説と『謎土』なる圧縮培養土が入っている。蓋は本体の下に敷くと、染み出した水の受け皿になるように工夫されている。

『謎土』には肥料も含まれているので、『カップヌードル 土だけ』とトッピングしたい野菜の苗を購入すれば、あとは水を与えて日を当てるだけで植物の成長に必要なものは揃う。主な販路はホームセンターだから、パセリでも葉ねぎでも、種や苗が同じ店で売られている。もちろん花を育ててもかまわない。

みるみる膨れ上がる『謎土』で、充分な土の量に!

これが主役の『謎土』。苗はついていないので、別途購入する。
染み込むのを待ちながら、1.5から2リットルの水を与える。
みるみる膨れ上がる謎土。謎土には膨れる方向があるので要注意。

『カップヌードル 土だけ』は、カップヌードル型の鉢が最大の特徴だが、中身の主役は『謎土』だ。手にすると巨大なサイコロのようで、そこそこ重い。かなり高い圧力で押し固められているようだ。

取扱説明書をみると、「包装の赤いシールを上にして、鉢の底に据える」とある。謎土の表面をよくみると、繊維の方向に規則性があることがわかる。ココヤシガラとハスクチップと肥料がその実体で、これらが積層を成しているのだ。おそらく水を含めば、繊維に対して横方向に膨れるのだろう。

そう予想はしていたのだが、実際に2リットルの水をゆっくりと含ませてゆくと、思ったよりも長く伸びるのには驚いた。底に置いた謎土が、鉢の上端から顔を出すほどだ。これは設置方向を間違えないほうがいいだろう。

上の方からほぐしながら、まだ染み渡っていない下の方にまで水を浸透させる。ほぐす手の感触は園芸用の培養土そのもので、違和感はない。最終的な『土』の体積は、鉢の容積の8割程度といったところだ。

『カップヌードル 土だけ』で、都会でも土に触れる喜びを楽しめる!

8割ほどが『謎土』で埋まった『カップヌードル 土だけ』の姿。

こうして使用状態になった『カップヌードル 土だけ』だが、こうなってしまえば普通の植木鉢と培養土だ。培養土だけの土はかなり贅沢で、園芸の機会の多い田舎者(筆者だ)の感覚でいうと、このまま使うのはもったいない気がする。

田舎の感覚では、土を混ぜてかさ増しして複数の鉢に分けて使いたくなるが、都会ではやらないほうがいいだろう。というのも『謎土』は植物系の素材だけで構成されているので、可燃物としてゴミに出せるという絶大なメリットがあるのだ。

植物の世話に飽きたり、引っ越しの荷物を減らしたりするときも、処分に困ることがない。手軽に始める趣味の園芸として『カップヌードル 土だけ』は、良い入口になるに違いない。

『カップヌードル 土だけ』の使用例(イメージ)

カップヌードル 土だけ (5L復元)
販売価格(税込):1,430 円
商品コード:4535885249344
日清食品株式会社とのコラボレーション商品!!

カップヌードルに入れたい野菜の苗を買って植え付けるだけ! 自分で育てた薬味をちょい足しして、オリジナルのカップヌードルを作りましょう! 謎土の主原料は、ココヤシガラです。使用済みの土は燃やせるごみで捨てられます。
※自治体で異なるため、お住まいの地域にご確認ください。

文・写真/深澤紳一(ふかさわ しんいち):PCゲーム雑誌から文芸誌、サブカルチャー誌まで幅広い寄稿歴をもつライター。レーシングスクールインストラクターなども務めつつ、飼犬のために日々働く愛犬家。

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