よく冷えたベリーベリーヨーグルトスムージーは、すっきりとした酸味で切れ味も抜群! 飲むならお早めに! できあがったベリーベリーヨーグルトスムージーは美しい色彩で、ドリンクというよりもデザートのような見た目だ。ストローを刺…
『酷暑』と呼ぶのが相応しい現代日本の夏。そんな暑さ対策に頼りになるのが、セブンカフェのアイスコーヒーだ。そして、コーヒーメーカーの隣にあるのがスムージーメーカー。「どんな味なんだろう」と眺めて済ませる人も少なくないが、『ベリーベリーヨーグルトスムージー(税込330.48円)』は飲んで納得の充実した中身だ。アイスコーヒーの飲み過ぎで既に夏バテ気味のアナタ、損してます。
暑気払いと栄養補給が同時にできるセブン-イレブンのスムージー!
日本の夏は変わってしまった。加減を知らない太陽の照りつけに、空気を手の中で絞れば水滴が生まれそうな高い湿度。都会のビル街を歩けば、熱せられたアスファルトとコンクリートの輻射熱が全方位から体を締め上げてくる。これを地獄の暑さと言わずに、なんと言えばいいのだろうか。
そんな暑さとの戦いに頼りになるのが、セブン-イレブンのアイスコーヒーだ。2013年のセブンカフェ登場以来、暑気払いの定番商品として大ヒットしつづけている。
しかし残念なことに、コーヒーには体力を底上げする栄養素が決定的に不足している。ガムシロップを入れたところで、糖分だけでは戦えない。戦いには二の矢が必要なのだ。
そこで注目したいのが、セブンカフェのもう一つの柱、スムージーだ。本格化する夏との戦いに備えて注目しておきたい。
楽しいうえに清潔なスムージーメーカー
今回レポートする『ベリーベリーヨーグルトスムージー(税込330.48円)』は、1/3日分のフルーツが摂れるヘルシーなドリンクだ。明治ブルガリアヨーグルト使用で、すっきりとした後味になっている。102kcalと熱量は低く抑えられているので、食間に飲んでも食欲に大きな影響はない。
冷凍ケースから取り出した透明樹脂のカップの中には、ストロベリー、ブルーベリー、ヨーグルトの、鮮やかな色彩の3層の冷凍キューブが並んでいる。レジを済ませてスムージーメーカーの前に移動したら、まず蓋のバーコードをマシンに読ませて起動させる。先に蓋を剥がしてしまっても、慌てず読み直させれば問題ない。
すると扉のロックが外れて、カップを固定するトレーが前に出てくる。蓋を剥がしたカップを据えて、扉を閉じると、専用マシンの画面に調理開始のボタンが現れる。ボタンに触れるとカップは奥に引き込まれて、唸りを上げてマシンが撹拌を開始する。そこそこ大きな音がするので、最初は驚くかもしれない。
撹拌される様子は扉越しにみることができるので、ちょっとしたアトラクション気分だ。3層の色彩が、みるみる混ざり合い、鮮やかなピンク色に変化してゆく。
ほどなくして、カップは手前に移動し、扉のロックが外れた。できあがったベリーベリーヨーグルト・スムージーは色鮮やかで、果肉を思わせるねっとりした顔をのぞかせている。
カップを取り出し、扉を閉めると、再びマシンがけたたましい音を立てはじめる。間髪を入れずにマシン内部の洗浄工程が始まるのだ。念入りに洗われていることが、音からも伺えて気分がいい。これなら次の人も清潔な状態で使えて安心だ。
よく冷えたベリーベリーヨーグルトスムージーは、すっきりとした酸味で切れ味も抜群! 飲むならお早めに!
できあがったベリーベリーヨーグルトスムージーは美しい色彩で、ドリンクというよりもデザートのような見た目だ。ストローを刺して吸うと、クリームのような舌触りと冷たい刺激が喉に来る。カップの内側にこびりついて飲みにくいが、丁寧に落とす間に、溶け加減の変化も生じるのが面白い。
じつは撮影のため、5分ほど移動して自宅でカメラを構えたのだが、色と粘度が変わってしまったのには驚いた。おかげで買い直してレポートする破目になった。
味は見た目ほどには変化していないのだが、作りたてと比べたら明らかに面白みに欠ける。専用マシンから取り出したら、可及的速やかに飲み干すのがオススメだ。
文・写真/深澤紳一(ふかさわ しんいち):PCゲーム雑誌から文芸誌、サブカルチャー誌まで幅広い寄稿歴をもつライター。レーシングスクールインストラクターなども務めつつ、飼犬のために日々働く愛犬家。