町中華の隠れた名物は「カレー」だ!【厳選】東京の2軒

カレーライスは日本の国民食。今回は肩肘はらず、ふらっと立ち寄って味わいたい中華店の激旨カレーを紹介します。中華店はラーメンや炒め物だけが名物じゃありません。中華鍋で一気に仕上げるカレーも、それらに負けずかなりの美味。そんな中華店のカレーをご紹介します。

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カレーライスは日本の国民食。今回は肩肘はらず、ふらっと立ち寄って味わいたい中華店の激旨カレーを紹介します。中華店はラーメンや炒め物だけが名物じゃありません。中華鍋で一気に仕上げるカレーも、それらに負けずかなりの美味。そんな中華店のカレーをご紹介します。

クセになる旨さは鶏ガラスープが決め手!『紫金飯店』@原宿

名物の玉子炒飯や五目焼きそばだけでなく、魅力的なメニューが目白押しのなか、さり気なくカレーライスの文字が鎮座する。具は豚バラににんじん、玉ねぎとシンプルで、添えられた紅生姜が印象的だ。

カレーライス(サラダ・スープ付き)950円

『紫金飯店』カレーライス(サラダ・スープ付き) 950円 中華鍋を使い高火力で仕上げるのもポイント。中華ならではの香ばしさを演出

しかし、ひと口食べればその見た目からは想像できないほどの旨さに驚かされる。昨今のスパイスカレーとは逆を行くどこかノスタルジックなルックスと、豚と玉ねぎの旨みが織り成す深いコクあるカレーは多幸感の爆弾だ。聞けばルウを作る際とカレーを伸ばす際のダシに鶏がらスープを使用するのが旨さの秘訣なんだとか。

気付けば早々に完食。実はまかないでも人気で、常連にはファンも多いという。町中華のポテンシャルは、まだまだ底知れない。

『紫金飯店』令和元年に改装した店内は風情を残しつつ、女性でも入りやすい雰囲気になっている

[住所]東京都渋谷区神宮前2-35-9 原宿リビン1階
[電話]03-3404-7785
[営業時間]11時~15時半、17時~22時(土11時~20時)
[交通]JR山手線原宿駅竹下口から徒歩5分

中華鍋で一気に炒め合わせた香ばしくピリ辛な自慢の味『中華洋食食堂 あゆた』@両国

毎日でも通いたくなるようなワクワクとおいしさに溢れている店だ。昭和36 年に開業して以来、長く大衆に愛されてきたこの店の魅力は何といってもそのメニューの豊富さ。中華に洋食も合わせるとなんと50種以上ある。

中でも「創業当時からの大切な味」と店主の鮎田さんが胸を張るカレーは5種類も揃えるこだわりっぷりだ。

キーマカレー(スープ・サラダ付き/1日限定10食) 900円

『中華洋食食堂 あゆた』キーマカレー(スープ・サラダ付き/1日限定10食) 900円 1日10食限定。早い日は13時で売り切れることも

10年ほど前、新たにメニューに加えられた人気のキーマカレーは豚挽き肉と玉ねぎのみと具材はシンプル。そこへ白湯スープと唐辛子やクミンなどの10 種のスパイスを加え、高温でバッと炒め合わせることで香ばしさが際立つピリ辛の味わいに。ポーチドエッグのまろやかさとの相性も抜群。暑い夏にぴったりのひと皿に仕上がっている。

『中華洋食食堂 あゆた』

[住所]東京都墨田区石原1-36-2
[電話]03-3623-6229
[営業時間]11時~15時、17時~21時
[休日]第2土、日・祝
[交通]都営大江戸線両国駅A1から徒歩5分

撮影/谷内啓樹(紫金飯店)、小澤晶子(あゆた)、取材/荒川友吾

2024年9月号

※2024年9月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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