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チェーン店の寿司屋って味や雰囲気などが画一的では? と思っていた筆者。でもそれは一概に言えないと知ったのです。

例えば店舗ごとにカラーが違うのは『築地玉寿司』。今回撮影した本店からほど近い晴海通り店は、もっとカジュアルな雰囲気。玉寿司は末広手巻108円の日を実施したり(掲載当時)、食べ放題を行ったり、ファミリーや若者でも入りやすい店づくりを展開していることも魅力だ。

職人一人ひとりが正確で豊かな知識を持ち客と対峙。高い満足感を得てもらうことを店のモットーにしているのが『鮨処銀座 福助』。高級感のある落ち着いた雰囲気で、予約はカウンターから埋まるのだそう。

使っている「紀州梅まだい」は、本州最南端の和歌山県串本町で養殖されているもの。天然物に近い味わいで、東京で食べられるのは、福助だけなのだとか。鮮魚問屋直営ながら貪欲にいいものを探し続ける姿勢に感服。

ファミリー向けから高級志向まで多種多彩

印象的だったのは『玉寿司』も『福助』も寿司職人さんを生え抜きから大切に育てていること。新卒で入った職人さんたちが中核を担う人材に育ち、それぞれの店舗責任者になってきているのだとか。『玉寿司』では店内清掃なども含めた、チェック項目を可視化。同期のいる他店舗と競い合いながら切磋琢磨できるのは、チェーン店ならではだ。

今回、私のチェーン店苦手意識を払拭してくれたのが『すし屋 銀蔵』と『すし三崎丸』。気軽にちょいと行けて、この味って! チェーン店の底力を知りました。

美味しいお寿司屋さんを見極めるひとつの指標がネタケースのきれいさ。素材を丁寧に扱っている証拠だもの。そういうお店は衛生管理もしっかり。って、ナマモノを扱ってるだから、それは普通のこと。

ちなみに24時間営業の『すしまみれ』は、お客さんの入りを見つつ掃除をするのだが、こまめな「3分間清掃」を習慣づけているのだそう。その習慣を見習いたいと、自分の周りを見回してしまった……。

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おとなの週末Web編集部
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