【第3位】東洋水産『マルちゃん正麺 うま辛担担麺』 「“生麺”へのこだわりにリアリティさを感じる」 一度茹でた麺を独自技術で乾燥させる製法で、インスタントラーメン界に衝撃を与えた「マルちゃん正麺」。ブランドのプライドを感…
画像ギャラリーカップ担々麺がこれほど個性豊かとは!」。そんな感嘆とともに始まった今回の調査。化学調味料由来か、担々麺らしさを演出するごまペーストの油脂が次第に舌に絡みついてくる感じは「味をごまかしてる? ごまだけに!?」と背筋が寒くなるようなひと言がつい出てしまうほど辛かった。
「この味、本当にごま?」と表示を見ると、ピーナッツバターが入っていた商品も。データで「麻」の数値が高めでも、痺れをほぼ感じないものもありますが、そこはご愛嬌でお願いできると助かります。
今回の食べ比べは、容器に記載されている通りに作り、実食を行った。スタッフ3名の評価でランク付けを行っている。担々麺DATAの「麺」は太い麺ほど数値が高い。「辣」は辣味で唐辛子が強い、辛いものほど数値が高い。「具」は多いほど数値が高く、「胡」はごまの風味。強いほど数値が高い。「麻」は麻味。花椒の利いているものほど数値が高くなっている。
【第5位】日清食品『肉食リッチ カップヌードル 贅沢肉盛り担々麺』
「何か安心。豪華版カップヌードル」
ごまがたっぷり入り、麻も辣もガッツリ利いた、今回最も味が濃かった一品。しかも、いわゆる“謎肉”がた~っぷりと入ったゴージャス版で、これをつまみに呑めると感じたほどだ。麺はあくまで“カップヌードルそのもの”なので、食べていて妙な安心感があった。
【第4位】セブンプレミアム/日清食品『創作麺工房 鳴龍 担担麺』
「再現性の高さに脱帽。行列店の味を気軽に!」
東京・大塚の人気ラーメン店の味を気軽に楽しめる。旨みや辛み、酸味に加え最後に八角の香りがしっかり広がる複雑な味わいを再現した、とろみのあるスープに麺が絡む。「カップ麺としてレベルが高い」と声が上がるほどのクオリティで、お店に足を運びたくなる。
【第3位】東洋水産『マルちゃん正麺 うま辛担担麺』
「“生麺”へのこだわりにリアリティさを感じる」
一度茹でた麺を独自技術で乾燥させる製法で、インスタントラーメン界に衝撃を与えた「マルちゃん正麺」。ブランドのプライドを感じるモチモチの幅広麺は、つるっとして生麺ならではの食感。とろみのあるどっしりとした風味のスープは、高い満足感を得られる濃い味だ。
【第2位】日清食品『麺職人 濃厚担々麺』
「麺の旨みはピカイチ。コクはあるけどお上品」
ほんのり味噌味も感じる、しっかりとしたコクのあるスープ。全粒粉入りの麺は、細めだがしなやかなノンフライ麺で、スープのしっかりとした味わいに負けない小麦の香りを楽しめる。全体を貫く上品な味わいとバランスの良さが高評価に繋がった。
【第1位】日清食品『芳醇コク 担々麺 ラ王』
「“ラーメンの王様”の名に恥じぬ風格」
「旨い!」という声が一斉に上がったのがこちら。濃厚なごまの味わいに、クリーミーでコクのあるスープがノンフライ麺に絡む。辣(唐辛子)の辛みもきちんと利いていてクセになる。下手なお店で食べるより、もしかしたら美味しい担々麺かも! と思わせてくれた、ハイクオリティな1杯だ。
ある意味カップラーメンの域を超えていると言っても過言ではない。「見つけたら絶対に買う」と全員が断言し、堂々の第1位に輝いた。
結果はご覧の通り日清が圧勝。「某ラーメンチェーン店H より、ラ王のほうが絶対に美味しい!」と思わず口走るメンバーもいた。
しかし「マルちゃん正麺」が食い込んできたところに、メーカーの矜持を感じた。好みはもちろんそれぞれだが、今後は多少高くても私はノンフライ系の麺を選ぶことに決めた。花椒が利いていると今時っぽくなるようだが、写真で紹介しているものはすべて味の方向性が異なる。見かけたら食べ比べてみてほしい。
『おとなの週末』2018年8月号より(本情報は発売当時のものです)
…つづく「なんと総重量「4キロ超」…!秋葉原の《デカ盛り》を食べ歩きしたら想像以上にヤバかった」では、聖地と言われるアキバのデカ盛りの味、食べ応えを覆面調査隊が実食レポートしています。