美味しいラディッシュの見分け方 皮にハリがあり、色鮮やかなものを。また、大きいものは、スが入っている可能性が高いため、小ぶりのものを選ぶのがおすすめです。 葉も要チェックです。葉は色鮮やかでシャキッとしてハリがあるものを…
画像ギャラリー旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?
文/おと週Web編集部、画像/写真AC
■美しい!
正解:ラディッシュ
難易度:★★★★☆
お酢との相性が抜群です
ラディッシュは、アブラナ科ダイコン属に属する小型のダイコンで、種をまいてから20日程度で収穫できることから「二十日大根(ハツカダイコン)」とも呼ばれています。
生食用に改良された大根で、日本には明治時代にヨーロッパから導入されました。
年間を通して流通していますが、最盛期は11月から5月です。
市場に出回っているものの多くが、全体が赤くて丸形のものですが、円筒(えんとう)型や円錐(えんすい)型のもの、細長く先だけ白いもの、真っ白なもの、ピンクのものなど種類はさまざまです。
ほのかな辛みと甘みがあり、シャキシャキとして食感で、サラダ、ピクルスなど、生食にぴったり。
また、加熱するとカブのような甘みを楽しめます。丸ごとみそ汁に入れてもOK、ほかにも、葉っぱとともに炒め物にしたりと、加熱しても美味しくいただけます。
葉っぱは栄養の宝庫。捨てるのはもったいない! 生食できるので、根の部分とともにサラダにしたり漬物にしたりして食べましょう。サッと火を通して、ごま和えなどにしても美味です。
皮の色素成分であるアントシアニンは酸に反応するとより鮮やかな赤色になるので、酢の物、ピクルスなどにすると、見た目も美しくなります。
ちなみに、見た目がそっくりなのが赤カブ。こちらはアブラナ科アブラナ属に属し、ラディッシュとは別の野菜です。
美味しいラディッシュの見分け方
皮にハリがあり、色鮮やかなものを。また、大きいものは、スが入っている可能性が高いため、小ぶりのものを選ぶのがおすすめです。
葉も要チェックです。葉は色鮮やかでシャキッとしてハリがあるものを選びましょう。
形は味に影響がないので、きれいな球体をしていなくても問題ありません。
ラディッシュの注目栄養素
根の部分に含まれる成分で注目したいのは、ジアスターゼという消化酵素です。この成分には、胃液の分泌を促進して胃腸の動きを活発する作用があり、胃もたれや二日酔いを防ぐことができます。
また、赤い皮の色素成分であるアントシアニンは抗酸化力に優れ、コレステロール低下や動脈硬化など、生活習慣病の予防効果が期待できる成分です。
葉は緑黄色野菜であり、ビタミン、ミネラルがバランスよく含まれているほか、そして根の部分には含まれていない、βカロテンが豊富と、栄養価が高いため、捨てずに食べましょう。
↑上記にそのほかの「旬食材」をまとめていますので、ぜひご覧ください。