美味しいアイスプラントの見分け方 食感を楽しむ野菜なので、葉が肉厚なもの、鮮やかな緑色をしていて、表面の粒がきれいに膨らんでいるものを選びましょう。 鮮度の悪いものは食感が損なわれるため、購入したらすぐに食べることをおす…
画像ギャラリー旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?
文/おと週Web編集部、画像/写真AC
■ドレッシングなしでも
正解:アイスプラント
難易度:★★★★☆
塩味がする不思議な野菜
肉厚で鮮やかな緑色の葉の表面にキラキラした細かい水滴のような粒が無数についているという、独特の見た目を持つアイスプラント。ハマミズナ科メセンブリアンテマ属に分類される南アフリカ原産の多肉植物です。
アイスプラントという名が広く知られていますが、「プッチーナ」「シオーナ」「クリスタルリーフ」「ソルトリーフ」など、さまざまな名前で販売されています。
畑で栽培することも可能ですが、市場に流通しているもののほとんどは水耕栽培されているため、農薬をいっさい使用をせずに栽培されています。これはうれしいポイントですね。
この野菜の不思議なところは、何もつけなくてもほんのり塩味がするところです。実は、水滴のような粒には塩分が含まれているのです。
アイスプラントに塩味をつけるために収穫前に塩水を吸わせる栽培方法が一般的です。
水耕栽培ということで、旬の時期はなく、1年を通して市場に流通しています。
葉はサクサクとした食感で、粒を噛むとプチプチとした食感が加わります。それらの食感の楽しさを味わうなら生食がおすすめです。
ほかに、天ぷら、おひたしや炒め物に使っても美味しくいただけます。ただし、加熱調理をするときにはサクサク&プチプチの食感が損なわれないように、加熱時間を短めにしましょう。
美味しいアイスプラントの見分け方
食感を楽しむ野菜なので、葉が肉厚なもの、鮮やかな緑色をしていて、表面の粒がきれいに膨らんでいるものを選びましょう。
鮮度の悪いものは食感が損なわれるため、購入したらすぐに食べることをおすすめします。
保存する場合は、乾燥をさせないように保存袋に入れて野菜室で保存します。ただし、2~3日以内には食べ切ることをおすすめします。
アイスプラントの注目栄養素
葉の表面の粒はブラッダー細胞と呼ばれ、その中にはナトリウムだけではなく、カリウムやマグネシウム、レチノールなどのミネラル分を豊富に含んでいます。
レチノールはビタミンAの一種で、美肌効果があることから化粧品によく配合されている成分です。
注目はミオイノシトールという成分です。この成分は脂質や糖代謝をサポートしたり、肝機能を向上させる作用があるといわれています。
ほかに、抗酸化力を持つβカロテンも豊富に含まれています。
↑上記にそのほかの「旬食材」をまとめていますので、ぜひご覧ください。