あれも食べたい。これもいいな……軽く30を超えるメニューに優柔不断必至。そこで何を食べてもおいしいけれど、麺類、ご飯もの、一品料理……何を頼むか迷ったらぜひこれを!という絶品麺料理のある町中華をご紹介です。
一つひとつの具材の風味と、手打ち麺を引き立てるあっさりスープは完飲必至『十八番(おはこ)』@野方
メニューは豊富、腹いっぱいになって、サイフにもやさしい。そんな頼れる食堂のイメージが町中華。ぴったりな一軒が環七沿いにある。昭和38年開店の『十八番』だ。
当初から手打ち麺。それもその日の天候で粉や水分の配分を変えて仕上げる、スープがよく絡む太麺だ。豚足ともみじを中心に煮出した清湯はあっさり味で、それゆえ海鮮や野菜たちの味をくっきり引き立てる。
海鮮タンメン 1400円
片や、肉がぎっしりで食べ応えある餃子は隠し味に干しエビを刻んで加え、こちらも手作りの皮で包む。香ばしく、弾力もひと味違う絶品だ。全体の味付けは「毎日食べる人が飽きちゃうから薄め。辛くしたい人は自家製ラー油を使って」と店主。
これから冬にかけて野菜が旨くなる。冬限定の「葱と豆腐の旨煮」も試してみたい。
店長の片岡純二さん「週休を増やしても店を、味を守り続けていきたい。」
[住所]東京都中野区大和町2-2-2
[電話]03-3338-8179
[営業時間]11時~14時半、17時~19時半
[休日]火・水
[交通]西武新宿線野方駅南口から徒歩8分