今年の東京駅特集はここ数年の総まとめ的な保存版!ライター池田、菜々山、肥田木、編集武内&戎が、各エリアをくまなく歩き回って毎年調査を続けているからこそおすすめしたい店や最新スポット、楽しみ方を語ります。
画像ギャラリー今年の東京駅特集はここ数年の総まとめ的な保存版!ライター池田、菜々山、肥田木、編集武内&戎が、各エリアをくまなく歩き回って毎年調査を続けているからこそおすすめしたい店や最新スポット、楽しみ方を語ります。
インバウンド効果で賑わう東京駅の今
戎「今回は『東京駅で今、何を食べたいか』を主眼に置いて、編集部や担当スタッフの声を集めながらジャンル別での店紹介になりました。毎年特集を作っている我々だからこそ、自信を持って東京駅の楽しみ方を提案できる内容になっていると思います!」
肥「よっ、東京駅マスター(笑)。ここ数年は東京駅特集といえば戎クン、戎クンといえば東京駅特集だもんねー。毎年通っていて思うけど、相変わらず行列の店が多いよね」
武「インバウンドの観光客も増えて、ますます混雑ぶりが上昇していました~」
菜「うん、『極味や』は前回取材した時もそうだったけど、行列がさらに長くなっていてビックリ。東京駅って毎日がお祭りって感じで何度行ってもワクワクするよね。どの店も共通して昼酒ウェルカム的な雰囲気があって、いつでもどこでも飲みたくなる。しかも通し営業が多いからついダラダラ飲んじゃう。となるとトイレ問題だけど、至る所にあるし、しかもどこも清潔に保たれているのはすごいなあといつも感心する」
『極味(きわみ)や』極味やハンバーグステーキ(M) 1705円
肥「わかる。ヤエチカ付近にも居心地い~い女子トイレがあるんだよ。化粧台の鏡とかピカピカで実物より顔がキレイに見える照明でさ、用事がなくても行ってたもんね」
武「鏡よ鏡、世界で一番……って魔女みたいにやってたんでしょ、おぉぉ怖っ。ていうか、最初からトイレの話ってどーなんですかぁー」
池「まあ、トイレ問題も含めて1日中快適に楽しく過ごせるってことだな。何なら朝ラー、朝カフェ、モーニングや朝定食はじめ、朝からハッピーアワー、夜飲みまで。しかもバリエーションも豊富で飽きないし。実際、この時期はカフェで仕事しながら1日過ごすことも多し!」
戎「飲食の新店でいえば今年は例年より出店が少ない印象です。その中でおすすめの4軒を紹介していますが、『くうや』のようなもんじゃ屋ができたのはうれしいですね。例えば地方から遊びに来た友人と東京駅で何か食べようとなった時、東京らしいものを味わってもらいたいと思っても『それって?』と迷うことがしばしば。連れて行きたい東京の味の選択肢が増えたのはいいなと思います」
驚いたのは海鮮系もんじゃ!
池「驚いたのは海鮮系もんじゃ。特に『ペスカトーレリゾットもんじゃ』は他にない旨さで、思わず原稿でも“悶絶級”と評してしまった!」
『月島もんじゃ くうや 東京駅』明太子もちもんじゃ 1750円(モッツァレラチーズトッピング 380円)、ペスカトーレリゾットもんじゃ 2080円(トマトトッピング 280円)
戎「そう、日頃は控えてるニンニクが入っていたけど、夢中でバクバクいっちゃいましたもん。連日行列も納得です」
肥「ニンニク嫌いのカワイイ嫁に逃げられるよ(笑)。でもそれだけおいしかったんだね。私が担当したヤエチカはインバウンド効果でアジフライ専門店とか新店がいくつか増えてたよ。中でも大衆酒場『神田屋』はお得なせんべろセットもあって気軽に行ける。ヤエチカって観光客だけじゃなくて近隣で働くビジネスマンも多いから、昭和の酒場的な店も多くて好きなんだよね。それこそ飲食以外もマッサージ店やクリニック、美容室や郵便局もあるし、もはやひとつの街」
『大衆酒場 神田屋 東京駅ヤエチカ店』せんべろセット 1500円(点棒10本分・先着15名で平日ランチ後~、土・日・祝11時~、いずれも17時まで)
日本一の美食駅で行くべきおすすめ店
菜「新店なら私が担当した『房家』もおすすめだよ。駅で本格的な焼肉を食べられるなんてちょっと前じゃ思いもよらなかったし、しかも扱うのは一頭買いのA5ランクの黒毛和牛!冷麺もコシがあって抜群の旨さだった」
『和牛一頭焼肉 盛岡手打ち冷麺 房家(ぼうや) 東京駅店』名物 房家盛り(4種盛り) 6580円
肥「そうなの、そんな“本物”の味を駅にいながらにして楽しめるから東京駅って改めて日本一だと思うよね。他のどの駅と比べたってこれだけ美味が揃っている場所はない。私はプライベートでも行く改札内の『北出TACOS』がお気に入り♪」
池「改札内なら『ステーションレストラン ザ セントラル』も東京駅ならではだよね。食堂車オマージュの内装&メニューなんだけど、旅感と特別な日感があっていいなと。ヤエチカの『玉丁本店』の味噌煮込みうどんも良かった。名古屋で随分前に食べたきりだったけど、独特の力強いシコシコ麺に絡む濃厚な八丁味噌ベースのツユ、パワーも抜群!」
菜「福岡の老舗『かねふく』直営『ふく竹』もさすがだったよ。『明太丼御膳』はこんな大きいの見たことないっていう特大サイズを使ってるし、『明太もつ鍋』はたっぷりの明太子とモツ。痛風の誰かさんはおっかなびっくり食べていたけど、ね(笑)」
武「背徳の美味でしたあ。エリア別でいえば比較的リーズナブルなヤエチカ、ちょっと高級な北町酒場や東京グルメゾン、時間がない時のグランスタ東京等々と使い分けるといいですね。他に今回の2025年1月号『おとなの週末』掲載店以外の推し店は下に紹介しているのでご参考までに」
肥「それぞれのエリアに特徴があるから、時間の余裕+その日の気分や目的で楽しみ方はいろいろだけど……いやあ未だに各エリアへの行き方がわからなくなって迷うんだよね。行きたい店になかなか辿り着けない時も多くて」
戎「確かに、楽しみ方としては自分が今どこにいるかも肝心だと思います。改札外かつ地下なら黒塀横丁を攻めればいいし、1階なら八重北食堂。お酒を飲みたいなら上階の北町酒場や東京グルメゾンへ。八重洲側ならヤエチカでお値打ち系の酒場やサクッと食べられる店を目指すべし。日本橋方面から東京駅に向かうなら大丸で弁当や酒を買って新幹線乗り場へダイレクトに行くのもアリ!」
24年にリニューアルしたグランスタ東京の銀の鈴エリア
池「お土産はどう?」
戎「2024年にリニューアルしたグランスタ東京の銀の鈴エリアにぜひ行ってほしい。手土産としてはもちろん、わざわざそれを目的に買いに行きたくなるラインナップ。ややお高めですが、ちょっとしたおもたせにもおすすめです」
武「ある程度はどこで何を買うか、食べるか、決めておいた方がいいかも。時間にもよりますが、特に手土産やお弁当売り場はお客さんでごった返していたりするので」
菜「この特集が発売されるのって12月半ば~1月半ば頃だよね。年始の時期に私がおすすめしたいのは、ズバリ東京駅での正月飲み!」
池「へえ、面白そう」
菜「実は’24年1月3日に友人と敢行してみたんだけど、これが楽しいのなんの。年明け早々だと町場は営業してる店を探さなきゃならないし、数も少なくてハシゴしずらい。だけど東京駅ならどの店もやってるから選び放題。そして寒い道路を歩かなくてもいい。しかもいろんな路線が乗り入れてるからみんな帰りやすい。今度の正月はどこをハシゴしようかと今から悩み中♪」
戎「なるほど!読者のみなさんも年末年始のお出かけの際はもちろん、正月飲みでも仲間の集まりでも、ぜひこの特集を役立ててください!」
【ココもぜひ!】担当編集・ライターのワンモアプッシュ店
今回紹介したほかにも東京駅にはおすすめしたい店がまだまだあります。担当編集・ライターが「これも推させて!」という店をこの場を借りてご紹介します。
【編集・武内】『アロマ珈琲』@ヤエチカ
玉子のオープンサンドを食べながらのアイスコーヒーがたまらん!ビジネスマンの憩いの場的なレトロな雰囲気も好き。おしゃれ路線とは違って緊張せずに心から解放される。
【編集・戎】『鉄板ホルモン 蟻月』@八重北食堂 ヤエチカ
モツ鍋の人気店『蟻月』の東京駅店。モツ鍋はもちろんのこと、定食のホルモンやハラミの鉄板焼、ランチ限定「肉ホル丼」も旨し!少し奥まった場所にあるので穴場感もアリ。
【ライター・肥田木】『アンテナアメリカ 東京店』@ヤエチカ
アメリカ各州の垣根を越えた国内最大級のクラフトビールの品揃えは圧巻。壁一面に並ぶラインナップは選ぶのも楽しいよ~。料理は本場に徹底的にこだわるザ・アメリカン!
【ライター・菜々山】『カフェ カルディーノ/HAGARE ヤエチカ店』@ヤエチカ
『カルディコーヒーファーム』が営むカフェ。17時からの1時間1500円のハウスワイン飲み放題はコスパ高。カフェとしても居心地良し。ちょい飲みしたい時や休憩スポットとしてもGOOD!
【ライター・池田】『SOBAP』@グランスタ東京
駅構内で見つけちまったぜ、小さなオアシス。それが蕎麦粉を使うミニクレープの店。ミニプリンが入ってたりとバリエーションも見た目もキュート。食事後にも楽しめちゃう。
文/肥田木奈々、撮影/小島昇(極味や、くうや)、西崎進也(神田屋)、浅沼ノア(房家)
『おとなの週末2024年1月号』は12月13日(金)発売!
※2025年1月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
…つづく『今買うべき「東京駅」土産7選!グランスタ東京、限定販売の商品がずらり【保存版】』では、覆面調査隊がグランスタ東京の新エリアや新店の商品に、編集部スタッフのリピ商品からセレクトしてレポートしています。