みなさん、魚はお好き?最近はお年頃か、お肉よりお魚のほうが心身が楽になってきたライターのワタクシ。最近知ったのがドン・キホーテのお魚への並々ならぬこだわりだ。販売は一部店舗になるが、ドンキのお寿司が美味しいと聞いて居ても立っても居られず実食した感想とおすすめ商品をお知らせする。
画像ギャラリーみなさん、魚はお好き?最近はお年頃か、お肉よりお魚のほうが心身が楽になってきたライターのワタクシ。最近知ったのがドン・キホーテのお魚への並々ならぬこだわりだ。販売は一部店舗になるが、ドンキのお寿司が美味しいと聞いて居ても立っても居られず実食した感想とおすすめ商品をお知らせする。
お寿司好きは必食!ドンキのお寿司が旨い
ワタクシ、なめていたと反省している。ドン・キホーテ(以下、ドンキ)のお寿司のこと、だ。ドンキ大好きライターを名乗っていながら、ドンキの生鮮食品には実のところちょっとだけ懐疑的だったことを告白する。
2024年3月のMEGAドン・キホーテ成増店(東京都板橋区)のオープン時、お寿司が激推しされていて気にはなっていたのだ。しかし、普段利用しているドンキでは、にぎり寿司の取り扱いは無いため、特に触れることなく日々が流れていた。
2024年のとある日、20数年来の推しであるミュージシャンが自身のラジオなどで複数回、ドンキのお寿司が美味しくて週に何度もリピートしていると話していた。その推しは居住区は公表しているので、エリアを考えるとおそらくお寿司を買っているのは成増店だろうと推測し、それはぜひ食べねば!とオタク心がついつい発動してしまった。
ということで、機会を得てMEGAドン・キホーテ成増店に向かったワタクシ。目移りするほど、たくさんの種類のお寿司が並んでいる! 「溢れる海鮮丼」(842円)とか「鉄火巻(本まぐろ)」(950円)とか、本当に丼からあふれている様や、鉄火巻きは太巻きなのだが、中心部の本マグロは直径2cmほどもありそうな大きさで、盛りの良さはやっぱり私たちのドンキ!というイメージ通りでうれしくなる。
中でもイチオシは本マグロ。お寿司コーナーのいちばん目立つところにインパクト抜群の「極み本まぐろ握り【赤酢】」(1059円)が並んでいる。美しき赤身は6貫、それに挟まれたピカピカの大トロ3貫の合計9貫がのる、成増店の人気商品だ。24年12月に訪ねた時点ですでに「成増店販売数1万パック突破」とポップ(店内広告)に書かれていた。
お魚も含めていろいろなものが非常に高騰している現在、貴重な本マグロのお寿司がこの価格でいただけるのは、すごい企業努力だと思う。
地中海の本マグロにこだわり
ということで、「極天本まぐろ握り【赤酢】」(1059円)を実食。大ぶりにカットされたネタは頬張ると口の中がいっぱいになるほどのボリュームだが、シャリとのバランスは絶妙だ。
本マグロならではの旨みたっぷりの赤身、大トロはその名の通り舌の上でとろけてゆく。成増店では赤酢を使ったシャリで提供されており、コクとふくよかさがある。店内で調理されているから、なお美味しい。
ドンキの広報部に本マグロのオススメポイントを聞くと、「商品担当者が名産地である地中海の本マグロにこだわり、大量買い付けしています。脂のりのいい大型サイズに限定しているため身のチカラ・色めも良いマグロを寿司にしているので最高に美味しいです!」とのこと。
実際に広報さんも「成増店はお寿司もかなり力を入れていてクオリティが高く、個人的にも撮影などで臨店する(お店に行く)際はお昼ごはんとして買って食べております!」だそう。
基本的には寿司レシピは全国共通のものとエリア限定レシピがあり、店舗によって商品ラインナップや価格は異なる。
ちなみに成増店のサーモンは冷凍していないものを使っているとのだとか。そう聞いたせいか、よりフレッシュ感と濃厚な味わいを楽しめる。
ドンキのお寿司はネタの美味しさはもちろん、食べ応えが抜群だった。正直なところ、これまで食べてこなかったことを後悔したレベル。成増店の近くに住んでいたら、私も推しに負けじと週3くらいで食べそうな気がする。
いずれにしても教えてくれてありがとうと推しに大感謝だ。いや、お礼をすべきはドンキの商品担当者さんや作ってくださっている方々か。これからの行楽シーズンや気の置けない仲間との集まりなどにももってこいだ。
寿司の取扱は96店舗
ドンキがお寿司をはじめとした生鮮食品に注力し始めたのは2007年、食料品や衣料品を主力とした地域密着型のディスカウント型総合スーパー『長崎屋』を子会社化したことがきっかけだ。
お寿司はMEGA業態を中心に、ドン・キホーテ系列の96店舗で扱っている。一例を挙げると、以下の通り(2025年2月末現在、店名略称)。
・北海道エリア:西帯広店(北海道帯広市)、函館店(北海道函館市)、苫小牧店(北海道苫小牧市)
・東北エリア:ガーラタウン青森店(青森市)、秋田店(秋田市)、仙台台原店(仙台市)、ラパークいわき店(福島県いわき市)
・関東エリア:成増店(東京都板橋区)、上水戸店(水戸市)、勝田店(茨城県ひたちなか市)、桐生店(群馬県桐生市)、浦和店(さいたま市)、四街道店(千葉県四街道市)、東名川崎店(川崎市)
・中部エリア:魚津店(富山県魚津市)、金沢店(金沢市)、福井店(福井市)、敦賀店(福井県敦賀市)、長野店(長野市)、伊那店(長野県伊那市)、岐阜店(岐阜県岐阜市)、伊東店(静岡県伊東市)、名古屋本店(名古屋市)、豊橋店(愛知県豊橋市)、名張店(三重県名張市)
・近畿エリア:精華台店(京都府精華町)、弁天町店(大阪市)、岸和田店(大阪府岸和田市)、近江八幡店(滋賀県近江八幡市)、水口店(滋賀県甲賀市)、姫路広畑店(兵庫県姫路市広)、西大和店(奈良県上牧町)
・中国・九州エリア:松永店(広島県福山市)、米子店(鳥取県米子市)、福重店(福岡市)、名護店(沖縄県名護市)、宮古島店(沖縄県宮古島市)
なお、先の成増店をはじめ、赤酢のシャリでお寿司を提供している店舗がある。赤酢を使っていると味わいが豊かで美味しいよねぇ。
成増店、大森山王店(東京都大田区)、立川店(東京都立川市)、伊勢崎東店(群馬県伊勢崎市)、三郷店(埼玉県三郷市)、北鴻巣店(埼玉県鴻巣市)、浦和原山店(さいたま市)、八千代16号バイパス店(千葉県八千代市)、市原店(千葉県市原市)、二俣川店(横浜市)、桃花台店(愛知県小牧市)、小牧店(愛知県小牧市)の12店舗に加え、室蘭中島店(北海道室蘭市)では、3月中旬以降から赤酢での提供が予定されている。
ちなみにこのお寿司はドン・キホーテを運営するPPIH(パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス)直管のものだが、店舗によって取り扱いが異なり個性が炸裂しているのもドンキらしさ。
例えばMEGAドン・キホーテ本八幡店(千葉県市川市)では、1貫76円の寿司バイキングを開催していたり、上記の成増店などではお惣菜コーナーにもお寿司があったり。それぞれ切磋琢磨しているので、気になるものは食べ比べてみるのも楽しいと思う。
リピーター続出で2個パックが出たオススメは
もうひとつオススメしたいお魚商品が鮭フレークだ。あると何かと便利なので常備している方も多いのではないだろうか。ドンキでは4種類の鮭フレークを展開している。
・「情熱価格 荒ほぐし鮭フレーク 辛子明太子風味」(140g・647円)
・「情熱価格 アトランティックサーモン 中落ちほぐし」(120g・539円)
・「情熱価格 鮭フレーク」(120g×2・755円)
・「情熱価格 鮭フレーク」(50g×2・388円)
ドンキの体験会にてすべて試食させていただいたが、それぞれお値打ち、脂ノリがいい、隠し味に魚醤を使うなど、個性が異なり魅力的だ。その中でも私がリピを決めた圧倒的なオススメは、「情熱価格 荒ほぐし鮭フレーク 辛子明太子風味」。ラインナップの中ではちょっと贅沢な価格帯だが、リピーター続出の一品で気に入ってくださる方もきっと多いはず。
ちゃんと荒ほぐしなのもうれしいし、とびっこと明太子のプチプチがクセになる。何よりほかほかのご飯に抜群に合う味付け。
何かと粗探しをする我が家の夫が、これは「うまい、うまい」とあっという間にひと瓶なくなりそうな勢いで食べていた。
その他、ゴロゴロ系の鯖など魅力的なラインナップを揃える、ドンキのお魚の瓶詰めもぜひお試しあれ!
文・写真/市村幸妙
いちむら・ゆきえ。フリーランスのライター・編集者。地元・東京の農家さんとコミュニケーションを取ったり、手前味噌作りを友人たちと毎年共に行ったり、野菜類と発酵食品をこよなく愛する。中学受験業界にも強い雑食系。バンドの推し活も熱心にしている。落語家の夫と二人暮らし。