■難読漢字、食べ物編の正解はこちら
正解:ウバガイ
姥貝は、バカガイ科に属する大型の二枚貝です。この貝は、おもに北海道以北の冷たい海、特に水深数mから数十mの砂泥底に生息しており、日本では北海道や東北地方の太平洋側で多く漁獲されています。一般に北寄貝(ほっきがい)として知られています。
貝殻は厚く、丸みを帯びた三角形をしており、黄褐色から暗褐色で、表面が白っぽくざらついているのが特徴です。
貝殻の褐色の殻皮が 老女(姥)の髪や肌の質感を連想させることが名前の由来といわれています。
姥貝の身は生の状態ではやや灰色がかった色をしていますが、加熱すると鮮やかな桜色(赤色)に変化するという特徴があり、この美しい色合いも魅力のひとつとなっています。
味わいの最大の魅力は、甘みと独特の歯ごたえにあり、これらの特徴を活かした多様な食べ方で楽しまれています。
成長の遅さも特徴で、市場に出回るサイズに育つまでに約8年から10年もの長い年月を要するといわれています。
また、寿命も長く、なかには30年以上生きる個体も確認されています。長い時間をかけて育まれるからこそ、あの濃厚な旨味が凝縮されるのです。
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