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旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?

文/おと週Web編集部、画像/写真AC

■ひたすら甘い!

正解:安納芋

難易度:★★★☆☆

まるでスイーツのような甘さに感動!

安納芋は、さつまいものなかでもとりわけ個性の強い品種です。ねっとりとした食感と濃厚な甘さは、ほかの芋とはまったくの別物といっていいほどです。

原産地は鹿児島県の種子島で、戦後にスマトラ島から持ち帰られた芋が島の安納地区で根づき、長い時間をかけて土地に合うように育てられてきました。火山灰土壌と温暖な気候、潮風を含んだ土のミネラルが、独特の甘さを育てたといわれています。

一般的なさつまいもに比べても糖度が非常に高く、じっくり加熱すると、表面ににじむ蜜の部分では糖度40度を超えることもあります。

いまでは全国で栽培されるようになりましたが、安納芋の本場はやはり種子島です。

その品質が正式に認められ、2022年には「種子島安納いも」が国のGI制度に登録されました。GI制度というのは、“この地域で作られたものですよ”と国が保証するしくみです。つまり、種子島で育てられた安納芋だけが「種子島安納いも」と名のれるというお墨付きをもらったということです。

安納芋にはいくつか系統がありますが、一般的に「安納芋」として知られているものは安納紅という品種で、皮は赤みを帯びた褐色をしています。

一方で、安納こがねと呼ばれる品種は安納紅の変異種で、皮が白っぽい薄黄色をしているのが特徴です。見た目は異なりますが、どちらも中身はオレンジがかった黄色で、焼くとねっとりとした甘みが出る点は共通しています。

旬の時期は秋から冬にかけてで、収穫は9月から12月頃に行われます。

ただ、掘りたてはまだ甘さが十分ではなく、しばらく寝かせて追熟させることで本来の甘さが引き出されます。そのため、市場に多く並ぶのは10月から2月頃で、寒さが深まるほど甘みが濃くなり、焼いたときに表面ににじむ蜜の量も増えていきます。

水分が多く、一般的なさつまいもよりも粘りが強いため、加熱するとスプーンですくえるほど柔らかくなり、黄金色の果肉がとろりと溶けるような食感になります。

安納芋の魅力をもっともダイレクトに味わえるのは、なんといっても焼き芋です。低温でじっくり時間をかけて焼くと、果肉が蜜を含んだようにしっとりと仕上がります。家庭ではオーブンやトースター、炊飯器でも十分に美味しく焼けます。

蒸したりふかしたりしても甘さは引き立ちますが、焼いたときの香ばしさと濃厚な甘みは別格です。

ペーストにしてプリンやケーキ、スイートポテトに使うと、砂糖を控えても十分な甘さが感じられます。

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美味しい安納芋の見分け方
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『おとなの週末』Web編集部
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