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■難読漢字、食べ物編の正解はこちら

正解:イソギンチャク

イソギンチャクは、クラゲやサンゴと同じ刺胞動物門(しほうどうぶつもん)花虫綱(かちゅうこう)イソギンチャク目に属します。

花のように見えますがれっきとした動物であり、海底の岩などに固着して生活します。触手には刺胞と呼ばれる毒針が備わっており、小魚や甲殻類をしびれさせて捕らえます。

古い文献などでは「菟葵」とも表記されていたとされますが、この漢字表記は、もともとは植物の「ウバユリ(姥百合)」にも使われる漢字であり、その表記が動物であるイソギンチャクに使われた背景には、イソギンチャクが海底でまるで花(葵)のように見えることといわれてます。

イソギンチャクは、多くの種類が存在しますが、食用とされるのは一部の種に限られます。

日本では、あまり一般的ではありませんが、地域によっては郷土料理として利用されてきました。たとえば、熊本県天草地方や、佐賀県・福岡県の有明海沿岸では、大型のイソギンチャク(イシワケイソギンチャクなど)が食べられています。

海外でも東南アジアや中南米の一部地域で食用にされています。

食用とする場合は、毒のある部分を取り除くための塩もみや煮沸など、丁寧な下処理が欠かせません。それでも刺胞毒による影響や個体差もあるため、調理は地元の漁師や詳しい人の指示に従うのが安全です。

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『おとなの週末』Web編集部
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