毎月、各特集の取材に明け暮れる「おとなの週末」ライターたち。その日常をご紹介します!今回は、輔老心編。12月号(11月発売)の取材を行っていた10月は、蕎麦特集の取材を巡りながら、なるだけ旬のものを口にしようと考えていた秋戦線……でしたが、いつものように飲んでばかり。ここからは鍋の季節到来。
色と香りの記憶には味の思い出ついてくる…移ろう季節の賑わいも
×日:雨だ、あの店に行こう、と今季豊作のサンマをお刺身とカルパッチョで。谷中・初音小路のイタリアンバル『ネネコロ』は小さな店なので、雨の日は「今日なら入れるかも」と思い浮かぶ。気さくなシェフを交えてワインで盛り上がり。
×日:シーズンギリギリにブドウをゲット。勝沼ICで降りて『安全農園2号店』です。時々通う山梨は玉川温泉の道中に立ち寄りました。お値段は都内の半額以下で楽しめます。シャインマスカットの大ヒット以来、甘み傾向が強い国産ブドウシーンですが、噛み心地にクリスピー感(サクッと感)がある「マイハート」がおいしかった。ただ、灼熱夏のせいで色がつかず、今年は赤く染まるはずが緑残しだと。園の方曰く、「旨みはいいのだが、色付けが難しいシーズンでした」。
×日:初ギンナン。高校のテニスコートの周りがいちょう並木で、教室まで臭かった。青春の香りのひとつです。美しいプレイヤーだったあの子を思い出す。ツヤッツヤに光る粒を口に運ぶ途中で箸からポロリ。
×日:本誌蕎麦特集の取材期間に、清野とおるさんの漫画『壇蜜』を読んでたら、壇蜜さんは『富士そば』の愛好家だという意外なくだりが。決まって特撰を頼み、独特の食べ方ありとのことでドキドキしながら真似してみた(ネタバレはここに書きづらいので漫画を参照プリーズです)。
×日:関西が誇る粉もん地帯、神戸市長田区。『青森』さんで、すじそばめし。当店が発祥です。ぼっかけ(牛すじとコンニャクを甘く煮たもの)とキャベツ、天かすに白ご飯と焼きそば麺。高温の鉄板で炒飯のようにパラリと仕上げた絶品ソウルフード。小さな店ゆえ写真は撮らず。代わりに鉄人28号をご覧ください。
×日:鶯谷『千里馬』でガッツリ肉食ナイト。よくお世話になった田端『ともや』が焼肉の本場に出店。味ばかりかお値段も変わらずで、これは人気が出るはずだ。
×日:終わってしまったアレ。お土産をもらいました。姪っ子は年パスを買って20回近く通ったそう。「マルタ館の料理がおいしかった」と複数名の証言あり!
×日:友人の歌手レイチェルが六本木でシャンソンを歌うので、老舗のジャズライブハウス『アルフィー』へ。ロンサカパを傾けながらシャンソンを聴いていると、いっそ夜に堕ちてもいいとカウンターに突っ伏したくなるような……その肩に毛布の如き優しく手を置いてくれるような……フランス語やスペイン語の大人の歌とラテンのリズムを堪能。ウッドベースとアコーディオンが沁み渡りました。
×日:江の島からヨットで沖に出てみましたら、ケンケン(曳き釣りをする道具)にシイラがかかったよ(ハワイで言うマヒマヒです)。美しい色!すぐに船上で捌いて、ほりにしを振りかけて、船のコンロでソテーします。釣りたての旨さは、なんといいますか、いただきます!と神妙に手を合わせる気持ち。
×日:有楽町で平日昼から3人で、ひょんなことから一献となり、どっかないかと交通会館地下の『徳田酒店』。11時オープンなので助かります。鯛の皮の酢の物をあてに香川の金陵をグイッと頂戴。
文・撮影/輔老心
※月刊情報誌『おとなの週末』2025年12月号発売時点の情報です。
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