×

気になるキーワードを入力してください

SNSで最新情報をチェック

icon-gallery

『紬(つむぎ)』@白楽

7種類の醤油を巧みにブレンドした キレと余韻が光る逸品

しみじみ香る醤油味。スープをひと口飲んでそう思う。

秘密は醤油ダレ。まろやかで深みのある和歌山県の野尻醤油、風味豊かな岡直三郎商店の生揚げ醤油をメインに、7種類もの醤油をブレンドしている。

スープは山水地鶏と信玄どりや名古屋コーチンなどの丸鶏、比内地鶏のガラ、羅臼昆布や魚の節類を使用。タレとスープが調和することで、最初はキレのある味わいながら、最後は滋味深い余韻を残す

多加水の中細ストレート麺、低温調理でしっとり仕上げた鶏ムネ肉と豚肩ロースのチャーシューも見事だ。

醤油ラーメン(800円)

低温調理のチャーシューがスープの熱で硬くなるのを防ぐため、具は別添え。ユズが香る鶏チャーシューが美味。

麺は150g。100gの「醤油ラーメンミニ」(750円)もあり、2杯目としても人気。

真鯛とタイ煮干しのラーメン(950円)

金曜の夜限定メニュー(約30杯)。

真鯛と鯛の煮干し、頭、骨などから取ったスープは上品でたおやかな旨みが満載。香ばしく炙った真鯛のカマがのり、酒の肴になりそう。

1日寝かせてまろやかさが増した醤油ダレ

[住所]神奈川県横浜市神奈川区六角橋2-10-1
[電話]なし
[営業時間]11時~15時、18時~20時、木・土・日・祝11時~15時
[休日]月(祝の場合は営業、翌火休)
[交通]東急東横線白楽駅西口から徒歩約10分

『紬』内観

『淺草 來々軒』@新横浜

ラーメンファンなら食べておきたい 伝説の味が復活!

明治43年に創業し、日本に初めてラーメンブームを起こした伝説の店を新横浜ラーメン博物館が調査。関係者の証言や史実に基づき、名店『支那そばや』が110年ぶりに復活させた

食材もレシピも当時に倣っているが、昔の味と侮ることなかれ。スープの軸は名古屋コーチン、醤油は国産丸大豆醤油、チャーシューは三元豚と、輸入品が出回っていなかった時代ゆえ贅沢な国産食材が惜しげもなく使われている。

丁寧に作り込まれたラーメンは、素朴ながらも実に骨太。1世紀前にこの味が食べられていたとは恐れ入る。

らうめん(青竹打ち、1100円)

スープは名古屋コーチン、鶏ガラ、ゲンコツ、背ガラ、煮干しなどを使用。

麺も当時の遺伝子を持つ小麦で再現したもので、もちっとした「青竹打ち」としなやかな「機械製麺」から選べる。有田焼の丼も形や模様まで再現するという徹底ぶり

シウマイ(1個150円)

豆腐を練り込み、ふわっと仕上げたジャンボシュウマイ 。

焼豚はその日に焼いた分だけを使う

[住所]神奈川県横浜市港北区新横浜2-14-21
[電話]045-471-0503
[営業時間]11時~21時(20時半LO)
[休日]無休
[交通]JR横浜線ほか新横浜駅北口から徒歩5分

『淺草 來々軒』内観

撮影/小島昇(紬)、西崎進也 取材/松田有美、松井さおり(淺草來々軒)
※店のデータは、2021年2月号発売時点の情報です。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

icon-gallery
関連記事
あなたにおすすめ

関連キーワード

この記事のライター

terasaki
terasaki

terasaki

最新刊

全店実食調査でお届けするグルメ情報誌「おとなの週末」。11月15日発売の12月号は「町中華」を大特集…