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豊かな香りが立ち上るツユの中に、端正に打たれた蕎麦がたゆたう。スッと手繰り口に含めば、新蕎麦ならではの馥郁たる香りが加味され、はぁぁ…思わずため息だ。いつもの蕎麦屋もいいけれど、お気に入りリストに加わる新店を探すのも楽しいもの。ということで2025年に開店した気鋭の新店を集めました。名店出身の注目店から変わり種の人気店など、店主のこだわりが詰まった店で新たな蕎麦の魅力に出合えること間違いなしです。

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【2025年2月OPEN!】蕎麦の可能性と新たな魅力に出合える話題の新星『阿佐ヶ谷SOBA』@阿佐ヶ谷

ミシュラン掲載の東京の名店や京都の行列店で蕎麦を学んだと聞けば極めて正統派かと思いきや。牛ホルモンや豆腐のすり流しを使った蕎麦など変わり種いろいろ。店主の澤田泰広さん、ご説明を!

「日本の蕎麦文化や本物のダシ、旬の味を若い世代に伝えたくて。気軽に楽しめるよう他にない季節の変わり種を揃えているんです」。

ほほう、それもこれも確かな技術と知識が基本にあるからこそ。

蕎麦は粗挽きの極細、中細、太めと3種を揃え、メニューによって使い分ける。実は焼肉店も経営していたため、芝浦直送の新鮮な素材が手に入るのも強みだ。

牛焼き煮そば1790円※太蕎麦(限定)に変更+250円・ニラ玉薬味ダレ+350円

『阿佐ヶ谷SOBA』牛焼き煮そば 1790円 ※太蕎麦(限定)に変更 +250円・ニラ玉薬味ダレ +350円 通常は中細だが写真は太蕎麦に変更

「牛焼き煮そば」は10年継ぎ足しの焼肉のタレで焼いてから蕎麦のダシで煮た牛肉に発酵バターをオン。えっ、と今思いましたね?

でもこれが蕎麦の奥深い旨み&関西風ツユにバターの風味がまろやかに溶け合う見事な味の構成、びっくり。

定番の「もり」は江戸時代から伝わる調味料「水塩」で蕎麦本来の味を際立たせるなど目から鱗の体験も……詳細は店で!

『阿佐ヶ谷SOBA』店主 澤田泰広さん

店主:澤田泰広さん「蕎麦ダシで仕込む冬限定のおでんも始めました」

『阿佐ヶ谷SOBA』

[店名]『阿佐ヶ谷SOBA』
[住所]東京都杉並区阿佐谷北2-11-17
[電話]03-4400-5344
[営業時間]12時~20時LO、金:12時~15時(14時LO)
[休日]土・日
[交通]JR中央線ほか阿佐ヶ谷駅北口から徒歩3分

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【2025年6月OPEN!】蕎麦のおいしさを再発見する土日限定の蕎麦屋『手打蕎麦nobu』@高田馬場
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『おとなの週末』編集部
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