鉄道の「廃線」を巡る ひっそりとたたずむ貨物線の鉄道遺構 その軌跡をなぞるように新交通“ゆりかもめ”が走る #日の出#東京#汐留#浜松町#芝浦#鉄道 記事に戻る 昭和35年ごろに撮影された日の出埠頭。現在は、レストラン施設のほか水上バス乗り場や東京湾クルージング船の拠点となっている=所蔵/JLNA戦前期の地形図に見る当時の貨物線。浜松町駅から日の出埠頭までの路線だったことがわかる=旧図所蔵/JLNA(文字は筆者が加筆)再開発がはじまったころの汐留地区のようす。元々、江戸期には武家屋敷→明治期は日本で最初の鉄道「新橋駅」があった場所で、撮影当時は「再開発」を前にした“発掘調査”が盛んに行われていた。現在の街並みからは、想像できない光景であろう。正面に写る高架上の”駅”は、未だ開業する前の新交通”ゆりかもめ”「汐留駅」=1995(平成7)年10月、港区東新橋竹芝埠頭と日の出埠頭の間に架かる鉄橋をゆく貨物列車=1935(昭和10)年頃に撮影、所蔵/JLNAかつての東京都港湾局専用線の路線網。赤〇印で囲った路線は、今回取り上げた「日の出・芝浦線」を示す=資料所蔵/JLNA汐留駅~竹芝駅間では、「日の出・芝浦線」の廃線跡を上書きするように走る新交通“ゆりかもめ”=港区設置の案内板より〔一部加筆/筆者〕廃線跡の直上を走る新交通“ゆりかもめ”。竹芝駅の手前にあるこのカーブは、「日の出・芝浦線」の線形そのものだ=2025年8月5日、港区海岸新交通“ゆりかもめ”の竹芝駅~汐留駅間にある「日の出・芝浦線」の貴重な鉄道遺構「踏切跡」。高速道路と並行する道路の縁石が切れているところを貨物列車が横断していた=2025年8月5日、港区海岸高速道路下の中央分離帯に今でも遺される鐡道遺構「踏切跡(線路)」。砂埃に埋もれながらも、レールが顔をのぞかせている=2025年8月5日、港区海岸「汐留貨物駅」の跡地は、再開発により高層のオフィスビルやタワマンが林立しており、当時の面影はなにも残されていない=2021年7月27日、港区海岸 記事に戻る 東京港にひっそりと残る貨物線の鉄道遺構 その軌跡をなぞるように新交通“ゆりかもめ”が走る