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メニューにはあるけれど、頼んだことのない品の筆頭が“そばがき”かもしれない。いわゆる麺状ではなく、食事なのか、つまみなのか。食事の先に食べるべきなのか、最後の〆なのか。わからないから頼めない……。ならば!というわけで、そばがきの作り方、食べ方、その魅力まで奥深きそばがきの世界を調べてみました。

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微粉そばがきは極上クリーミーななめらか食感『一東菴』@東十条

3種類のそばがきがなんとも贅沢だ。おすすめは手碾(び)きで、ざらっとした舌触りで糸を引くかと錯覚するような粘りがある。

粗碾きそばがき1300円

『一東菴』粗碾きそばがき 1300円 何をおいてもそばがきは、温かいうちにすぐに食べるのが吉。とはいえ、冷えたら冷えたで酒のあてにはぴったりくるから、蕎麦前の万能選手だ

少し枝豆のような青い香りがあって、口の奥から鼻に抜ける香気には、砕いた蕎麦殻の香ばしくも土っぽい感覚と、蕎麦の実自体の物静かな甘さの余韻がたっぷりだ(この日の産地は埼玉・三芳産)。

蕎麦の香りを集中して楽しんでいただくためにとの思いからBGMのない静謐な店内で、存分に蕎麦にふけることができる別天地だ。

『一東菴』店主 吉川邦雄さん

店主:吉川邦雄さん「蕎麦農家さんの息吹をそのまま伝えたいです」

『一東菴』

[店名]『一東菴』
[住所]東京都北区東十条2-16-10
[電話]03-6903-3833
[営業時間]火~土:11時45分~14時半(14時LO)、木~土:18時~21時(20時LO)
[休日]月・日
[交通]JR京浜東北線東十条駅南口から徒歩2分

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創業明治40年、地元の江戸っ子が愛したそばがき『茅場町 長寿庵』@茅場町
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『おとなの週末』編集部
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