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普段はリーズナブルな蕎麦をすすっていても、年の瀬、年始は天ぷら、鴨、牡蠣……なんてちょっと贅沢な一杯を楽しみたい。そこで過去に掲載した、編集部員が太鼓判を押す名店、居酒屋使いも可能な新店、豪華な天ぷら蕎麦店を厳選して紹介します。おいしくすする門には笑顔と幸福がやってきます!

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端正な天ぷらを温かいツユでいただく冬の幸せ『浜町かねこ』@浜町

店主の金子さんは天ぷらがおいしいことで知られる神楽坂「蕎楽亭」出身。師匠譲りの天ぷらの腕は確かで、ここには天ぷらを楽しみに訪れる人も多い。

せいろと同じく、温蕎麦でも天ぷらは別盛り。しかも熱々の揚げたてを味わってもらおうと、主役の穴子はひと呼吸おき、時間差で出すという心配りだ。

天ぷら 2700円

『浜町かねこ』天ぷら 2700円 才巻エビ、穴子、野菜の天ぷらが付く

まずはしゃりっと軽やかな衣の天ぷらを塩で味わい、かけ蕎麦をすする。次に天ぷらをチョンとツユにつけてみる。そうやってしばし天ぷらを堪能したら、いよいよフィナーレは温かいツユにじゃぼんとやる。すると衣の油がほどよくツユに回ってこれまた旨い。

専門店級の天ぷらをツユに浸すのは邪道にも思えるが、逆にとっておきの贅沢ともいえる。金子さんも「好きなように食べてかまいませんよ」と笑う。

常陸秋蕎麦十割の蕎麦はやや細めでしなやか、天ぷらとの相性もいい。極上の天ぷら蕎麦は天ぷら名人の蕎麦屋で食べるに限る。

『浜町かねこ』店主 金子泰史さん

季節の魚介の天ぷらそばもおすすめですよ。

『浜町かねこ』1階はカウンター、2階はテーブル席と人数で使い分けできる

[住所]東京都中央区日本橋浜町3-7-3
[電話]03-4291-3303
[営業時間]月:17時~20時半LO、火~金:11時半~14時LO、17時〜20時半LO、土:11時半〜14時半OL
[休日]日
[交通]地下鉄半蔵門線水天宮前駅5番出口から徒歩5分

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おとなの週末Web編集部
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