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ふわトロ食感はまるでケーキ!? 行列必至! 期間限定のオリジナルかき氷の人気が止まらない「マツシタキッチン」

待ち時間ナシで入店できればラッキーという洋菓子店が、下町情緒溢れる玉造にある。
こんな情報を元にその正体を探ると、「季節限定のかき氷」が有名だという。

こう言ってはなんだが、私は嫌いな食べ物はないし、珍味も果敢に挑戦する。
だが……かき氷が実は少々苦手なのだ。
かき氷を食べた記憶を振り返っても思い出せない。
遠い記憶を辿っても何十年前に食べたのか、さっぱり思い出せないのだ。
そんななかで訪れたウワサのお店は「マツシタキッチン」。
レトロな長屋を改装したというこの外観を見ただけで、ゾクッときた。

「8年前に洋菓子で開業して、その年の夏から氷を始めたんです。
京都出身なので昔から抹茶の氷を慣れ親しんでました。
氷を始めると、洋菓子よりもこっちに火がついちゃって……(苦笑)」
と、笑顔が愛らしい店主の松下佳世子さん(44)。
とにかく作業がていねいだ。
人気の「カカオミルク」(790円)のできばえを見よ!

器と接触する四つの角には生クリーム。
芸術の域やで。
何重にもミルクとココアの蜜が折り重なる、この素晴らしさの源は、なんと手動で氷を削っているから。
「失敗したら自分で食べるために冷蔵庫で保管して、後で固まった氷をガリガリ食べてます。
上等なかき氷アイスですね(笑)」

素早い撮影を心がけても、ものの1、2分で氷がしぼんでいく。
この『ほわほわ感』、まさしく経験のない未知の味。
濃厚なカカオとミルクが、これまた絶妙な配合やわ~。
こんなに「美味しい!」と叫べるかき氷は初めてだ。
おおお……この柔らかな質感、クセになる。
この大きさでも簡単に平らげてしまった。
インスタが流行る随分と前から行列ができる理由が、わかった気がした。
続けて「パッションフルーツミルク」のミニを注文。
通常の大きさが810円で、ミニは550円。

見た目はフツーでも、味がフツーではない。
なんや、この旨さは……!!
上に乗ったパッションフルーツのゼリー。
それに氷とは思えないふわトロ食感は、カカオに比べて、よりマイルドさが増した感じか。

パッションフルーツの酸味がミルクの甘みを中和して、言うならば、まるでヨーグルトのような味わい。
暑い夏にはピッタリで、ミニサイズにしたのを悔やんだほど。
いつまででも食べ続けられる美味しさだ。

マツシタキッチンは洋菓子店なので、ケーキのほかに、こうした洋菓子も売られている。
こちらも、ぜひどうぞ!

洋菓子 マツシタキッチン
[住所]大阪市東成区東小橋1-18-32
[TEL]なし
[営業時間]10:00~19:00(氷は18:30ラストオーダー)
[定休日]不定休

加藤 慶(かとうけい)
大阪在住のライター兼カメラマン。週刊誌のスクープを狙う合間に関西圏の旨いモンを足で稼いで探す雑食系。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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kato
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