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いざ行かん、激辛の旅へ。その前にペヤングの「獄激辛カレーやきそば」に挑戦

テレビなどで激辛がちょっとしたブームっぽい。芸能人が顔を汗まみれにして、ハァハァヒィヒィ呻きながら激辛メニューを食べているのをよく見かける。つらそうと思いつつも、「がんばれ」と応援し「そこまで辛いの? でも、ちょっとだけ食べてみたい」と思わないでもない。

実際、そう思う人は多いみたいで、テレビで紹介された翌日、店に行列ができているのを目にする。そんな激辛チャレンジャーに足を運んで欲しい街がある。池袋だ。中華、インド、イタリア、ラーメンと様々なジャンルの激辛が揃っているからだ。

と、その前にペヤングから出ている「獄激辛カレーやきそば」を試食してみて欲しい。

ペヤング 獄激辛カレーやきそば 205円(希望小売価格・税抜)

マニアの間で評判となり、たちまち品薄となった「極極辛やきそば」の第2弾。カレー風味で再登場だ。辛すぎる場合はマヨネーズをかけるなどして、マイルドに味変させるのも手だ

“泣けるほど辛みが強いので、小さなお子様や辛みが苦手な方の喫食には十分ご注意ください。”との但書きはダテじゃない。ソースを開けた瞬間からカレーの風味とピーマンのような苦さを含んだ刺激臭が漂い、口に含めば口の中に火がついたようなピリリリリと軽い痛みが走る。慌てて水を飲んで鎮火を図る。

パッケージの原材料を見ると、添付調味料に唐辛子ペーストとある。きっと普通の唐辛子じゃなく、ハバネロとかブートジョロキアなんてヤツじゃないかと勝手に推測しつつ、完食。よくできた激辛商品だ。

なぜこれを食べてみてほしいかというと、この辛さを10として、それぞれの店の辛さを数値化(個人的な感想だけど)。数値が大きければさらに辛く、小さければそこまで辛くない。この数値を参考に無理のない範囲で激辛を楽しんでほしいからだ。

というわけで、さっそく“池袋激辛ツアー”に出発しよう。

まずは四川料理で旨辛料理を|『知音食堂』

まずは西口近くのビルの地下にある『知音食堂』からだ。

様々な唐辛子や花椒を使った四川そのままの味が楽しめる。しかしただ辛いだけではなく、辛さを支える旨みもしっかりと感じられるので、店が表記している唐辛子の数による辛さ指数よりも食べやすい。

「麻婆豆腐」1078円(辛さ4)や「鶏モモとラー油山椒特製ソース合え物」748 円(辛さ4)がおすすめ。

「麻婆豆腐」1078円
仕上げにたっぷり振られた山椒が辛さの決め手。ピリリ痺れる刺激的な味わい。とはいえ、旨みもしっかりあるので食べやすい

『知音食堂』
[住所]東京都豊島区西池袋1-24-1 宮川ビル地下1階
[営業時間]11時半〜23時半LO(水〜日は24時半LO)
[休日]無休

五郎さんも汗して食べた「汁なし担々麺」|『中国家庭料理 楊 2号店』

ついで、こちらも四川系で『中国家庭料理 楊 2号店』。

ドラマ『孤独のグルメ』で五郎さんが額に汗して食べた、名物の「汁なし担々麺」800円(辛さ6)をぜひ。

麺はコシのない独特のものながら、山椒がたっぷり入りビリビリ痺れる辛みダレと絡めると、あら不思議! 麺の柔らかさ、甘さが絶妙にマッチ。添えられたナッツも食感&甘みのアクセントとして効果的で、辛いけど旨い……旨いけど辛い……の繰り返しで箸が止まらない。

「四川風 麻婆豆腐」890円(辛さ7)、「四川風水煮肉」1800円(辛さ7)もおすすめだ。

「汁なし担々麺」800円
クラッシュしたナッツは食感だけでなく、痺れる辛さの中に甘みをもたらしてくれる。麺はソフト麺のようなコシの感じられない歯応え

『中国家庭料理 楊 2号店』
[住所]東京都豊島区西池袋3-25-5
[営業時間]11時半〜14時半LO、17時半〜22時半LO、土・日11時半〜22時半LO
[休日]無休

食前に誓約書を記入!! “痛い”和え麺|『最高』

ここからは、独自の辛さ評価が10を超える店ばかりなので、「獄激辛カレーやきそば」が厳しかった人は無理して足を運ぶべからず、です。

まずは、夜は焼鳥、昼にラーメンという『最高』。こちらの和え麺「XO醬と生唐辛子の獄辛ハバネロ」850円は辛さが5段階あるのだけれど、2の時点ですでに「獄激辛カレーやきそば」を超えて辛さ指数は15です。

啜るたびに唇が腫れたかのような感覚があり、咀嚼すれば口の中をハバネロに蹂躙されまくり。痛ぇ……流れ出る汗用と涙を拭くためのハンカチ2枚が必須だ。

「XO醬と生唐辛子の獄辛ハバネロ」850円
辛さのレベルは5段階で、3から「具合が悪くなっても自己責任ですよ」的な誓約書へのサインが必要。ひと口すすれば毛穴がグワッと広がる辛さ

『最高』
[住所]東京都豊島区池袋1-7-11
[営業時間]11時半〜14時半、17時〜24時
[休日]不定休

アラビアータを魔改造した極辛パスタ|『パスタ エ ヴィノ ケイ』

次も麺だ。でも中華系でも韓国系でもありません。『パスタ エ ヴィノ ケイ』、イタリアンだ。

前菜やピッツァは文句なく旨い! のですが……唐辛子を使ったピリ辛パスタ「アラビアータ」を魔改造した「スーパーアラビアータ」2200円なるものがあり……その名前通り、ハバネロたっぷり&赤・青唐辛子もふんだんで、辛さ指数は16

麺の甘み、香りは、辛さという砂漠の中の小さなオアシスで、咀嚼するのはつらいけど、咀嚼しないと休めない。このバランスが極辛だけど止まらない理由で、気が付けば「美味しいかも」と完食という感じ。

作っている最中は店内にカプサイシンが漂うので、激辛目当てじゃないのに目がシクシクするなどもらい事故をする可能性も。ご注意ください。

「スーパーアラビアータ」2200円
調理中、たっぷりの唐辛子から滲み出るカプサイシンで目がシパシパ。完食すると記念にチェキでの撮影があることも

『パスタ エ ヴィノ ケイ(Pasta e Vino Kei)』
[住所]東京都豊島区東池袋4-41-27 小原ビル1階
[営業時間]11時半〜14時LO、18時〜22時LO
[休日]月

【ラスボス】激痛襲来の世界一辛いカレー|サフラン

最後に、ひとりで完食すると「世界一辛いカレー」を制覇したという認定書がもらえる店『サフラン』だ。

スパイスをふんだんに使ったカレー、香ばしく焼いたナン、サモサといった一品料理はどれも美味。が、そんな中に“世界一辛い唐辛子(ギネス認定)を使用”と謳ったカレーがある。

ブートジョロキアを使った「世界一辛いカレーセット」(ナンかライス付き)3000円(辛さ18)だ。怖いのは食べ始めが、和え麺やパスタと違って「あ、いい感じ」というところ。なので数口食べてしまえるのだ。

でも咀嚼して数秒後には唐辛子ならではの苦みと酸味、そして極辛唐辛子ならではの激痛が襲来してくるのだ。もうね、ナンかご飯というオアシスだけじゃ間に合いません。

ラッシーを別に頼み(ガムシロ大量投入)、左手に汗拭き用のタオルを持って乗り切るしかない! ちなみに編集・武内に同行したライターNさんは、その辛さゆえ体が左右に揺れておりました。

「世界一辛いカレーセット」(ナンかライスが付く)3000円
肉や野菜の旨みがたっぷりのスープで作るゆえに、最初は美味しいんです。なので、最初のひと口は少量にして、数秒待ってから大丈夫と判断ののちしっかり食べるのがおすすめ。辛すぎる場合はバターチキンカレーなどを頼み、そこに少しずつ加えながら楽しむといいかも

『サフラン』
[住所]東京都豊島区東池袋1-28-1 タクトTOビル201
[営業時間]11時半〜15時、17時〜22時
[休日]無休

というわけで、激辛の街・池袋をご案内しましたが、決して無理せず、遊び半分で挑戦せず、美味しく食べられる範囲で足を運んでみてください。

※店のデータは、2020年8月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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