秋の味覚がにぎわう大阪・難波高島屋で、いま話題を集めているのが「生仕立て 味のたらこ」。冷凍せずに福岡から直送される“生”のたらこが、2025年10月の販売スタートから入荷のたびに即完売を記録しているといいます。その人気の理由に迫りました。
「冷凍しないたらこ」が2度の入荷で完売
大阪・難波高島屋の地下食料品フロアに登場した「生仕立て 味のたらこ/辛子明太子」が、思わぬヒットを記録しています。福岡の人気明太子メーカー『ふくや』グループの『ヤマトバイオレッツ』が製造する商品で、大阪の『ミタカ食品』を通じて販売されています。2025年10月の販売開始以来、わずか2度の入荷で即完売という人気ぶりとなりました。
注目を集めているのが「一度も冷凍しない」いわば“ノーフローズン仕立て”という製法。一般的な明太子やたらこは流通の都合上、製造時に一度冷凍されることが多いのですが、『ヤマトバイオレッツ』では製造から販売まで“完全生”の状態を維持。明太子発祥の地・福岡で30年以上培った技術を生かし、製造直売・少量生産・品質管理を徹底した独自の流通体制を確立しました。
この仕組みにより、福岡から大阪まで約500kmという距離を、冷凍せずに新鮮なまま届けることを可能にしています。
『ミタカ食品』の浜端一郎専務は販売状況について、次のように語ります。
「これまで2度の販売ですぐになくなり、実際驚いています。『冷凍していない』という言葉に多くのお客様が反応し、リピーターも出ています」
購入者からは「とてもやさしく美味しかった」「子どもでも食べやすい」といった声が寄せられており、購入層の中心は主婦。若年層から高齢者まで、幅広い支持を集めているといいます。


