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全国には、地域に根差した多くの「〇〇ライス」があります。長崎のトルコライスや沖縄のタコライスなどが有名で、見た目や味はもちろん名前が面白いのが特長ですね。そして北陸三県にも、それぞれの県に変わったライスがあり、地元で人気を博しています。前回から始まった「北陸ご当地グルメ対決」。今回は「ご当地ライス対決」です。どんな食事が飛び出すやら。ではプレイボールです。

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金沢のご当地ライス発祥のお店『グリルオーツカ』

前回は福井県から東に進みましたので、今回は石川県からスタートします。金沢市に有名なご当地ライスがあります。名前は「ハントンライス」、どういう料理か全くわかりません(笑)。さっそく発祥の地と言われる『グリルオーツカ』(金沢市)に訪問しましょう。

グリルオーツカ

話は少し脱線しますが、「グリル〇〇」や「キッチン〇〇」というお店にハズレはない、というのが筆者の持論です。老齢のご夫婦が営む小さな可愛いらしいお店で、オムライスやハンバーグ、ナポリタンが有名、といったイメージでしょうか。

グリルオーツカもまさにこの雰囲気のお店で、ただお店の規模は結構大きいです。席数は40席ほど。従業員さんも何人かいらっしゃいます。うかがったのは週末の昼下がり、13時くらいでしたが、雨にも関わらず結構並んでいました。待つこと約30分で入店です。

カウンターに通され、注文したのはもちろん「ハントンライス(小)」。まず、「シュポっ」と栓を抜く音とともにびんビールが届きました。この音で食欲が増すビール党も多いのではないでしょうか(笑)。

しばらくすると「ハントンライス」が到着。ご覧の通り、オムライスらしき食事の上にフライが数個乗っています。

グリルオーツカ(ハントンライス)

当店のメニューには、「ハントンライスは薄焼き卵の上に、揚げ物が4個(カジキマグロフライ2個、小エビフライ2個)とケチャップと自家製タルタルソースがかかっています。」と書いてありました。

同店の元シェフがハンガリー料理を参考に作った料理らしく、頭の2文字「ハン」と、フランス語でマグロを意味する「トン」を組み合わせたのが由来と言われています。可愛らしい名前ともちろんその美味しさで、今では金沢市内の多くのお店で提供される料理になっています。

我が敬愛の「天才アラーキー」も食べたのか?

ちなみに、同店には、我が敬愛する「アラーキー」こと写真家・荒木経惟(あらき・のぶよし)さんのサインがありました。「アラーキーもハントンライス食べたのかな…」と、鬼才とご当地グルメのマッチングに不思議な気分でお店を後にしました。

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富山のご当地ライス「ポーク風ライス」は『お食事処ポーク』で
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十朱伸吾 
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