全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・用賀の居酒屋店『五月四日(いつきよっか)』です。
名店仕込みの粋なつまみと芋の出合いに祝福
店名は店主の与那覇朝雄さんの誕生日。と、意味がもうひとつ。父の故郷、沖縄の伝統工芸「ミンサー織」の絣模様に込められた「いつ(五)の世(四)までも末永く幸せに」という思いも重ねているそう。だからだろうか、心安らぐ織物のように、どこか柔らかい空気に満ちた居心地のいい店だ。
何といっても名店『赤坂まるしげ』で12年、独立前は洋食『旬香亭』でも学んだ料理の腕は確か。素材を生かすシンプルな味わいながら酒飲みが喜ぶひと捻りした傑作が揃う。
和酒の中でも推しの焼酎は芋を中心に品揃え。粋なつまみが猛烈に酒を求め、酒がまたつまみを呼ぶ訳で。
例えば修業先の味をオマージュした「目白の海老カツ」には「千本桜熟成ハマコマチ」のソーダ割りを。芋らしさと南国の果実感がエビの甘みと爽快に溶け合い、口の中の油もさっぱり。
リコッタチーズの和え物には「山ねこ」のロック。白味噌を加えたチーズのコクとフローラルな芋の風味が舌上でゆっくりとろけて顔もとろける。ああ幸せ。
目白の海老カツ1280円、季節のフルーツとナッツのリコッタチーズあえ1280円、「千本桜熟成ハマコマチ」ソーダ割り800円、「山ねこ」ロック800円

『まるしげ』時代から蔵元と親交の深い「六代目百合」は原酒や前割りも用意しており、その原酒に勧めてくれたのはなんと「ガトーショコラ」。濃厚な芋の甘みとカカオの苦みが蜜月に交わるマリアージュに脳内で祝福の鐘音が鳴りやまない!
いつの世までも、末永く通いたくなる。
店主:与那覇朝雄さん「おいしくて楽しくてやさしい空間を心掛けています」
用賀『五月四日(いつきよっか)』
[店名]『五月四日(いつきよっか)』
[住所]東京都世田谷区用賀4-17-6みづきビル112
[電話]070-9140-4712
[営業時間]17時~23時(フード:22時15分LO、ドリンク:22時半LO)※土は16時~、日は16時~22時(フード:21時15分LO、ドリンク:21時半LO)
[休日]水・木、他不定休
[交通]東急田園都市線用賀駅北口から徒歩2分
撮影/西崎進也、取材/肥田木奈々
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