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吉祥寺で疲れたおっさん女子を癒すのは『新コスパ意識』の店だ、の件

先日ニュースを見ていたら、最近の消費者は「新コスパ意識」が高くなっているとのことだった。 ここで突然、おっさん女子のざっくり解説!  「新コスパ意識」とは【安くていいもの】ではなくて【少々高くてもよいもの、効果があるもの、時短につながるもの、長く使い続けられるもの】という新しい価値だそうです。 私はこのニュースを見ていたとき、ふと思い出した店がある。 吉祥寺の井の頭通りに面したビルの2Fにある『階段ノ上ノ食堂』である。

イラスト/スタジヲワンツー

話は少しそれるが、2017年の初秋は、食欲がガックリと落ちたおっさん女子である。 寒暖の差が激しい、おかしな天候&雨も多くて湿気ムンムン、あとは歳だな……(苦笑)。 大好きなインドカレーを食べていたら、超しんどかったのである……。 この私が、カレーを完食できないなんて!  大ショック!  と思っていたら友人のおっさん女子Nは「疲れているせいか、つけめんが半分しか食べられなかった」と言っていた。 食欲が落ちても、これならイケるわよ、という食べ物が、もうなんだかイケてない状況だった初秋のおっさん女子……。 そして師走。いろいろ疲れるよね……。 初秋の轍を踏まないために、疲れたおっさん&おっさん女子は何を食べたらいいんだ~~っ! ということで『階段ノ上ノ食堂』を推奨します。

「新コスパ意識」を満足させてくれる定食屋が『階段ノ上ノ食堂』だ!

[本マグロ・甘鯛昆布締め・ヤリイカ・イクラの海鮮ちらし丼]

ここは、昼&夜のメニューが同じ定食屋さん。 定食の価格帯は1300~1800円くらい(ちなみに3000円の定食もあります)。 はっきり言って、お値段は少々お高いです。 しか~し、ここで冒頭の「新コスパ意識」を思い出してほしい。 少々高くても大満足なんですよ。 定食の構成はサラダ+小さいおかず5品盛り合わせ+メイン+ごはん+味噌汁です。 定食は常に5~6種類あって、基本的に肉、魚の両方があるのもうれしい。 あと素材がいいです。 さらにちょっとしたソースやドレッシング、味付けもこだわっている感じが伝わってきて、そこも癒しポイント!

[短角牛のアメリカ南部風ビーフ・バルクソーセージ]

そして肉は短角牛というブランド牛をこだわって使用しているんだけど、これがイイ!  すごくイイ!  とっても肉々しいの。 でもしつこくない!  短角牛は赤身で脂肪が少ないせいだと思うが、疲れている&なんだか肉がしんどいわ、という人には特におすすめ。 私は短角牛メニューの中でも『短角牛のアメリカ南部風ビーフ・バルクソーセージ』が好きなのであった。 超ざっくり言うと、ハンバーグ的な食べ物なんだけどね。 詳しく言うと、バルクソーセージはもともとアメリカの平たいポークソーセージ。 一般的なハンバーグと違うのは肉が粗びきのせいか、噛み応えがあるの。 さらにしっかりと焼いてあって、自家製のBBQマスタードソースでさっぱりと食べられるのもいい!  あとほのかにハーブの香り&味がして、それにも癒されるよ。 肉だけど癒し系。 短角牛メニューは他にも『短角牛レバーと野菜の甘辛炒め』や『短角牛のメンチカツ』などがあって、どれもおすすめの美味しさ。

晩酌やひとり飲みが苦手な人に対応している、まさに「おっさん女子向け」定食屋さん!

さらに、このお店のスタイルが、晩酌やひとり飲みが苦手な人対応になっているのも、おすすめの理由。 メニューは基本定食だから、お酒もオーダーしなくていいし(もちろん、してもいいけど)、普通にていねいな晩御飯が食べられる貴重なお店。 あと接客もていねいで、サラダから始まって定食の出てくるタイミングが本当に流れるようで、ストレス・ゼロ!  ひとりゴハンの「間がもたない」&「なんだか居心地が悪い」という人は、ぜひ行って!  最後のお茶まで美味しいのよ、これが。 店内は昼も夜も明るくて、清潔な雰囲気なのも疲れなくていいよ。 ファストフード、ファミレス飯、カフェご飯、ひとり飲み、晩酌が苦手な人には、特におすすめだよ。

階段ノ上ノ食堂  http://kaidan-shokudo.tokyo/ (当日のメニュー確認がHPやFacebookでできます) 武蔵野市吉祥寺南町1-2-7-2F [営業時間]ランチ 11:30~14:00(LO)、 ディナー18:00~21:00(LO) [定休日]水曜 全席禁煙 予約不可

定食メニューのほかにも、「放し飼い鶏の生卵」や「自家製イカ肝醤油漬けルイベ」などの、ちょい足しメニューが100円から。 定食のごはんは1回目のおわかりは無料。 お酒もビール、日本酒、焼酎、ワインなど、ちょっと良いものがひと通りそろっています。

天野七月/あまのななつき ライター&ときどきエディター。吉祥寺在住、ざっくり30年くらい。基本おっさん女子、たま~に乙女マインド。いつも吉祥寺をふらふらしています。ちなみに無芸大食。

吉祥寺に住んで、ざっくり30年。基本「おっさん女子」の筆者が、たまに乙女マインドをチラつかせながら、地元民目線で食事情を語る。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

この記事のライター

おとなの週末Web編集部
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