つきじ 文化人(そば/築地)|ぱあっと広がる磯の香りを楽しみつつあと味までまた旨し

「海苔と蕎麦、それだけでシンプルですし、何でもありの時代とは真逆なところがいいですよね」とは、ご主人・松田裕次郎さんが語るところの「花巻」の魅力だ。

画像ギャラリー

つきじ 文化人(最寄駅:築地駅、東銀座駅)

蓋を開けて味わう
その瞬間の景色と香りをぜひ

今は少なくなった浅草海苔に変わって、現在は荒び海苔という品種が多く使われるというが、中でも香りがあるものにこだわっている。パリッとした海苔がつゆにしっとり染みていく風情がいい。〝新しい老舗〟を目指すというお店の花巻。あと味までしみじみ旨い。

花巻そば

1030円

蓋を開ければ、ぱあっと磯の香り。三つ葉の香りも相まって、粋な香りに包まれる。薄削りのダシでさらっといけるつゆに、しっとりと海苔が馴染んでいく。わさびもちょんと乗せ、細打ちの十割蕎麦をすすれば、旨ぇなあとしみじみ。

粗挽きそばがき

720円

こちらの「そばがき」は蕎麦の実をコーヒーミルで粗めに挽く。ふんわり温か、蕎麦の香りと食感も愉しめる“かきっぱなし”スタイル。酒が進む

焼き味噌

510円

「焼き味噌」は味噌に煎った蕎麦の実、さらにたっぷりのネギ、くるみ、鰹節を練り合わせて焼いたもの。

[その他のメニュー]
焼き海苔わさび添え510円、大山鷄焼き610円、もり820円、磯雪920円、かき玉920円

つきじ 文化人

[住所]東京都中央区築地1-12-16 [TEL]03-6228-4293 [営業時間]11時半~13時半LO、17時半~21時半LO [休日]日・祝(月不定休)※ランチタイム有 [交通アクセス]地下鉄日比谷線築地駅2番出口、東銀座駅5番出口から徒歩3分

電話番号 03-6228-4293

2017年1月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

画像ギャラリー

この記事のライター

関連記事

浅草橋の路地にたたずむ日本家屋の蕎麦屋 『手打そば 更里』で蕎麦前を堪能してほしい!

土足厳禁!『蕎麦カネイ』「ただいま」と言いたくなる空間で心がととのう

今一番好きな蕎麦屋は?目白『蕎麦 おさめ』と即答!唸ったのは「羊ロース」

経堂『しらかめ』は出汁巻きが絶妙に旨い蕎麦店 「おとなの週末」編集長が太鼓判!

おすすめ記事

『琉球かめ~食堂』の“母のちまき”は台湾の味 パイナップルを食べて育ったあぐー豚のチャーシューが入ってる!縁起の良い7種の具材

おひとりさまで「近江牛」を気軽に!『焼肉ライク』でブランド牛がサクッと食べられる

“タワマン”の日本初の住人は織田信長だった? 安土城の「天守」ではなく「天主」で暮らした偉大な権力者の野望

芝浦市場直送の朝締めホルモンは鮮度抜群 高円寺『やきとん長良』は週末の予約は必須

不思議な車名の由来は「ブラックボックス」 ”ミレニアム”に鳴り物入りでデビューした革命児の初代bB 

大分県に移り住んだ先輩に聞く(2) 移住でウェルビーイング「移住とはコミュニティの中でその想いを受け継ぐこと」

最新刊

「おとなの週末」2024年12月号は11月15日発売!大特集は「町中華」

全店実食調査でお届けするグルメ情報誌「おとなの週末」。11月15日発売の12月号は「町中華」を大特集…