外国人観光客であふれていても美味かつお得な店
今、何かと注目を集める築地。場内の様子は「築地場内編」で後述するとして、場外も特に昼間は外国人観光客であふれかえっている。
一番混み合う通りなど、たった数十メートル進むのに10分かかったこともあるんだから!
通りに立ち並ぶ店のおばちゃんたちも流暢な外国語で呼び込みし、インバウンド狙いに余念がない。
場外も変わったねえ。
そこで、本誌が以前、高評価した店を、ライター:菜々山と編集:戎で覆面調査!
変わらぬクオリティで、キチンと味を守っている店をご紹介。
まずは『すし大本館』。カウンターに座りお決まりの握りを注文すると、職人さんが1貫ずつ丁寧に握って、つけ台に置いてくれる。
戎「あ〜人肌のシャリが口の中でほどけるぅ」
菜「ネタとの一体感、そしてシャリとのバランスも絶妙だわ」
職人さんのレベルが高い!
本誌ではずっと前から注目している店だが、今も場外指折りの名店であることに変わりなし。
選び抜いた天然モノのネタと、それを活かす丁寧な江戸前の仕事で舌の肥えた同業者からも一目置かれている。お決まりの握りでおすすめが写真の「店長おまかせ」だ。 ※ランチタイム有
近年、場外で店舗数を着々と増やしているのが『虎杖』だ。
海鮮丼の店が中心だが、ここ「別館」は江戸前寿司をメインにしている。こちらはネタがとにかくいい。
戎「この大トロ、ヤバいっすね」
脂のり過ぎでしょ!
しかもスジ張ったところが一切なく舌触りが超なめらか。
菜「高級店だったらコレ1貫で2000円はくだらないよね」
磯の風味たっぷりのウニをはじめ、どのネタも大満足。
築地場外に数店舗を構え、元祖海鮮ひつまぶしで有名な『虎杖』のなかでも、この別館は江戸前の握り寿司に特化。使用するネタはどれも上質で、写真のセットでは細やかにサシの入った大トロがとにかく絶品。 ※ランチタイム有
『すし富』はマグロ専門の仲卸直営。
マグロの質の高さはさすが。
菜「こんなに濃厚なコクの赤身、そうそう食べられないかも」
皮が薄くトロリとしたイクラ、肉厚な赤貝などマグロ以外もいいものを使っている。
戎「握りのセットが3024円か。高級ネタが盛りだくさんでコスパ高いっすね」
マグロ専門の仲卸『鈴富』が直営する本格江戸前寿司店。使用するネタは天然モノにこだわり、そのなかでも特に鮮度や質の高いものだけを扱う。 ※ランチタイム有
お好みでも良心価格で十分に楽しめる。
場外で寿司なら、この3軒が間違いなし!昼時は多少行列するけど、待つ価値アリです。
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