「ちょっと一杯!」なんて言葉がある。 でもみなさん、普通の居酒屋でちょっと一杯だけ呑んで、すぐに御会計なんて荒技できます? ところがそれがいとも簡単にできちゃうのが“立ち呑み”だ。 気軽なんですよ。 サクッと利用できて、一杯だけでも許される。 それがなんといっても立ち飲み最大のメリット。 そして、一杯とはいいつつも、ついつい二杯三杯と杯を重ねてしまう店。 それがなんといってもいい立ち呑みだ。 そういう店には、決まっていくつかの要素がある。 まずは、店と客が相互に作り上げていく、そこはかとないイイ“空気”。 初めて会った客同士が仲良くなれたり、店が混んでくれば、誰にいわれることもなく場所を詰め、新しいお客さんが入れるスペースを作ったり。 これが小学校だったら先生に怒られてる時の姿勢である“立っている”という状態だけに、このイイ空気はとても重要だ! 今回紹介する5軒にはどの店にもこの空気が濃密に漂う。 もうひとつの要素が安さ!!やはり財布に余裕がないと一杯のつもりが二杯にはならない。 そんな中でも『ドラム缶(閉店)』の安さ追求には参った!
銀座でこの価格、やっていけるのか?と。 お店の人、価格設定の段階でなにか大きなミスをして未だに気付いてないんじゃないか?と。 そんな心配をしちゃうほどだが、心配以上に、嬉しい嬉しい価格なんだからしょうがない。 もう一杯! そして、そんな“安さ”ベクトルとは別のベクトルを追い求める立ち呑みが『立ち呑み8』。
「立ち呑みってオヤジ臭そう」正直、そういう女性もいる。 だが、そんな女性もなんの嫌悪感を抱かないどころか、大満足で三杯四杯と呑んでしまうに違いない雰囲気と料理! にもかかわらず、そんな女性に“オヤジ臭そう”と言われてる立ち呑み好きなオヤジたちも、思わず唸り、そして長居するポテンシャル。 店名の“8”には“∞無限大”の意味もあるという。 今回紹介した店で呑めば、立ち呑みという飲食業態が持つ無限の可能性に誰もが気付くはずだ。 気付いたところで、さァもう一杯!
[閉店]立飲み居酒屋 ドラム缶 銀座数寄屋橋通り本店(最寄駅:銀座駅)
『[閉店]立飲み居酒屋 ドラム缶』の ポテトサラダ 150円
ハムカツ 150円
チューハイ150円からはじまり、しゅうまい3コ100円、ハムカツ150円、ポテトサラダ150円(この量が150円レベルじゃない!)という、すべて100円〜200円が中心価格帯という衝撃!! 子供が百円玉握りしめ駄菓子買う感覚で、大人が500円玉握りしめ銀座で飲める。
立ち呑み8(最寄駅:大井町駅)
『立ち呑み8』の 焼塩辛 410円
テーブル下に隠された小皿や箸の入る引き出し。壁に寄り掛かった時に楽に立っていられるちょっとしたデッパリ。効果的な間接照明。
盛苑(最寄駅:武蔵小山駅)
『盛苑』の 激辛魚(うなぎ)珍味 250円
立ち呑みでは珍しい、中華料理を提供する店。それも「干豆腐香草あえ」(250円)や「麻辣牛すね肉」(300円)から「激辛魚(うなぎ) 珍味」(250円)といった、ここは大陸か? といった料理も揃える。
ふぶき(最寄駅:御徒町駅)
『ふぶき』の 刺身三点盛り 390円
今や立ち飲みのメッカの上野〜御徒町。肉系のお店が多いこの界隈にあって、旨い魚で呑める店。
人情屋台 一心(最寄駅:武蔵小杉駅)
『人情屋台 一心』の 牛もつ煮込み 421円
ゴジラが破壊した街としても今話題の武蔵小杉に、ハイボールがゴジラ並に神価格の店があった。なんとそのお値段、一杯目はピッタリ108円!! 2杯目からは151円になっちゃうが、19時までのハッピーアワーならば何杯でも108円。
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