国分寺にまるでおとぎの国のような『ローズカフェ』|イングリッシュガーデンローズカフェ(喫茶店/国分寺)

 国分寺駅を出て緩やかな坂道を下り、今度は住宅街の中の坂道を登る。数分も歩くと目の前にピンクや赤や薄紫といった何百という薔薇が咲き誇る、まるでおとぎの国のような『ローズカフェ』が現れる。

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イングリッシュガーデンローズカフェ(最寄駅:国分寺駅)

咲き誇る薔薇庭園は魔法が詰まった空間
「ハワイのオーシャンビューのような風景を薔薇でできないかと思ったのがきっかけです。元々薔薇は好きだったのですが、エレガントな品種を中心に薔薇を栽培し、5年かけて特性を見極めてから、15年前にレイアウトして造ったのが、このガーデンです」と、店主である石坂俊一さん。そして今では敷地内だけで300~400種、500本近い薔薇が咲き誇っているだけでなく、店の近隣にも石坂さんが植えた薔薇が150本ほど咲いており、一帯がバラ園化している。壮観だ。
6月中旬に咲いているのは2番薔薇と呼ばれる、今咲いている花が一度散り、改めて咲くものとのこと。また薔薇は通年ではなく、夏はユリ、冬は日本スイセンやクリスマスローズなど様々な花が咲き、1年を通じて愉しめるようになっている。ただ、これだけの花である。「水やりや消毒など、手入れは毎日2時間くらいかかります。でも、皆さんに楽しんでもらうためですから」と、その労力は苦でもないと笑う。

さて、同じように注力しているのが「薔薇の香りの邪魔にならないよう、でも味わい深く美味しく食べてもらえるような味を揃えています」と、10数種揃う紅茶や、パスタにカレーなど30種近い食事メニューである。なかでも「イングリッシュローズティー」(490円)は、石坂さん自身がブレンドした自信作だ。 癒しと優雅さと美味。このおとぎの国は訪れるものを幸福にする、魔法の国でもあったのだ。

レギュラーコーヒー

390円

室内からももちろん薔薇が愉しめる。「イングリッシュローズティー」(490円)は自慢の一杯。他に「レギュラーコーヒー」(390円)、「アラビアータ」(980円・セット1180円)など

イングリッシュガーデンローズカフェ

東京都国分寺市南町2-3-23 [TEL]042-304-2887 [営業時間]11時~17時(16時半LO)※ランチタイム有   [休日]木 [席]テラス60席、テーブル席50席 計110席/全席禁煙/カード不可/予約可/サなし [交通アクセス]JR中央線他国分寺駅南口から徒歩8分、駐車場あり

電話番号 042-304-2887

2017年7月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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