東京都内、素材にこだわり卵感たっぷりの「プリン」をグルメライターが食べ歩いて見つけたおすすめ8選!卵を使った料理には、プリンやエッグタルトといったおやつもあって、こちらもまた美味なのです。これぞ我がおやつ! を選び抜いてみました。撮影/鵜澤昭彦 文/池田一郎 編集/武内(以上、アラフィフオヤジスイーツ隊)
画像ギャラリー濃厚&クリーミーでミルクキャラメルも印象的
2538キッチン デリコッペのプリン[北千住]
北千住で人気のビストロやイタリアンを展開する『2538』。自慢のデリを挟んだコッペパンやキッシュが人気だが、ここの隠れた逸品がこのプリン。注文してからカップに入れて、特製のミルクキャラメルをまわしかけてくれる。
写真:おいしいプリン
平飼いのこだわり卵を使用したデザートプリンは、ともかく濃厚&クリーミー。ほろ苦くキャラメリゼされた自家製ミルクキャラメルとのハーモニーは、印象的な余韻を残す。
東京都足立区千住4-19-16
オレンジ色&しっかりした食感が昭和の美味しさ!
たまご倶楽部のプリン[河辺]
温かな雰囲気の店舗は、大事に育てた自慢の新鮮卵の直売店にして、全国各地から厳選したこだわり食品や卵をたっぷり使ったスーツも揃う。プリンにはしっかりめの「昭和のプリン」とトロトロ度が高い「平成のプリン」(200円)がある。
写真:昭和プリン200円
黄身の濃さとスプーンを入れても崩れないしっかりした質感が印象的。その食感とともに濃厚な卵感
を味わえるのが“昭和”のプリンだ。甘めのキャラメルとの相性もぴったり
東京都青梅市野上町3-24-3
ふるふる食感のやさしい味がフルーツとぴったり
手作り菓子工房 oeuf(うふ)のプリン[住吉]
卵本来の甘みが強く、味が濃厚でコシが強い栃木県ブランドの「御養卵」を使用。お菓子作りの要である卵にこだわったケーキ店だ。カップに入った「昔ながらのプリン」はシンプルかつ濃厚。月一販売の「だちょうの卵プリン」も人気。
写真:プリンア・ラ・モード350円
使用しているのは「昔ながらのプリン」。ふるふるした食感で甘過ぎず、卵を感じさせつつす~っと口溶け。チョコスポンジやフルーツいろいろとも仲良しな感じでやさし~い味
東京都江東区住吉2-25-3
なめらかな密度の中に卵黄感たっぷり
うれしいプリン屋さん マハカラのプリン[中目黒]
兵庫県産「日本一 こだわり卵」を使い、保存料を一切使わず毎朝手作りしているのがこちらのプリン。定番の「うれしいプリン。」は、卵黄たっぷりの濃厚蒸しプリン。卵白たっぷりのミルクコーヒー味「白プリン」や期間限定ものも。
写真:うれしいプリン。390円
なめらかだけど密度があって、オレンジが濃い卵黄をたっぷり使ったプリンは味わいも深い。瓶の下にはほろ苦カラメル。ナチュラル感があって、旨みも感じるようなカスタードだ
東京都目黒区青葉台1-17-5 メゾン青葉1階
クリームと赤玉卵がじっくりなじんだ濃厚さ
エミリーフローゲ 本店のプリン[立川]
カフェサロンを併設する本格的なフランス菓子店で、アニバーサリーをはじめとしたさまざまなケーキや焼き菓子が充実。立川産の地産地消スイーツも。「たちかわプリン」には平飼いのもみじ鶏の立川産新鮮赤玉卵が使われている。
写真:たちかわプリン324円
上にかかったバターキャラメルのようなソース、じっくりとクリームとなじんだ赤玉卵のプリンとも
実に濃厚で甘~い。なめらかな食感で、ひと口目からインパクト大だ
東京都立川市曙町2-5-1
卵しっかりが素直に美味しく甘苦カラメルともぴったり
グーテ・ド・ママンのプリン[三田]
オーナーパティシエの三富恵子さんが1983年にスタートし、試行錯誤を繰り返しながら作ってきたお菓子は、店名通り「ママのおやつ」。添加物、香料、お酒も使わず、素材が生きた優しい味。卵しっかりの硬めのプリンも懐かしの味。
写真:キャラメルプディング 454円
ぷりりとしっかりした弾力で立つ、卵しっかりの懐かし系プリン。卵とミルクの美味しさがまろやかに口に溶け、強めに焦がしたカラメルとのバランスもよし。とっておき感大!
東京都港区三田2-17-29 グランデ三田1階
シンプルだけど素材のよさが伝わってくる美味しさ
【閉店】コヌレ・広尾 conureのプリン[広尾]
大きな扉が印象的な洒落た外観のテイクアウトの洋菓子店。チーズケーキや焼き菓子、ホールのケーキも予約でオーダーできる。人気絶大のプディングはホールからカットされた三角形。固めタイプで素材の良さが伝わってくる味だ。
写真:こぬれプディング530円
しっかり硬めながらなめらかに仕上げられたプリンは、甘さ控えめで素材の良さが生きている。生クリームと洋酒に漬けられたレーズン、カラメルソースが別添えで、おしゃれな味
東京都渋谷区広尾1-10-6 広尾ピア寿々1階
まさに直球の懐かしさしっかりなカスタード
赤丸ベーカリーのプリン[雑司が谷]
前身の生菓子屋「赤丸文化堂」から数えると95年以上になる“町のパン屋”さん。オーソドックスな調理パンや菓子パンはもちろん、「シベリア」や「ラスク」なども人気。プリンには奥久慈卵を使用し、丁寧に仕上げている。
写真:カスタードプリン 145円
しっかりと焼き上げられたカスタードは、まさに懐かしいプリンらしいプリン。自家製のバニラ香料を使い、添加物は一切不使用。カラメルのこんがり感と卵味の濃さが印象的
東京都豊島区雑司が谷1-7-1
昔懐かしのカスタード硬めタイプがいいのだ!
池田(以下池)「甘~。カスタード好きの血が騒ぐとはいえ…」
武内(以下武)「ほんと、脳天が痛くなるほど食べましたね。で、まずはプリンですが、なかなか濃厚なのが出揃いました」
池「うん。『2538』とか、クリーミーだけど、卵感もあってともかくノーコー」
武「そうそう卵感。それなら僕は『赤玉ベーカリー』派ですね」
池「お、町のパン屋さんのプリンね。確かにどこか懐かしい“昭和のプリン”というか、カスタードしっかり。アラフィフオヤジに訴える味だね」
武「う~、そうです、やっぱりコクあり、しっかりがいい!」
池「ひところしきりに〈なめらか~〉とか〈トロトロ~〉とかが女子ウケしていたけど?」
武「オヤジは原点回帰。硬めの味わいしっかりプリンっす!」
池「やわに倒れないやつ」
武「おしゃれなパティスリー系でもそれは同じでしたねー」
池「うん、『コヌレ』とか『グーテ・ド・ママン』とかマダム受けも必至のおしゃれ感なんだけど、やはりしっかり派。じわっと素直に美味しく、卵感あるからこそほろ苦のカラメルが合うという。じゅるる……それとやはり素材は大事」
武「確かに。赤玉は当然ですが、色もオレンジ系や黄色が濃いのが多かった。そこはこだわり」
池「うん、それで添加物とか余計なものが入ってない味。素材を活かすには自然派ってか!」
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