吉祥寺の街をカオスに巻き込む花見シーズンがやってきました。 今年も店を求めて路頭に迷う人々が多そうです……。 桜のシーズンの井の頭公園はとても美しいですが、実は公園には謎なものがけっこうあります。今回は、そこにフォーカスしてみたいと思います……。
画像ギャラリー桜が咲く井の頭公園で、謎の買い食いを推奨、の件
吉祥寺の街をカオスに巻き込む花見シーズンがやってきました。
今年も店を求めて路頭に迷う人々が多そうです……。
昨年の花見シーズンのおっさん女子のアドバイスを、今一度読み込んでもらいたいと思います(連載36回&37回参照)。
桜のシーズンの井の頭公園はとても美しいですが、実は公園には、謎なものがけっこうあります。
今回は、そこにフォーカスしてみたいと思います。
まず、大きな謎のひとつ。自販機です……。
丸井横の七井通りから、いせやの前を通り、階段をおりて、そのまま、池の方に直進すると、自販機が並んでいるスペースがあります。
主にドリンク類ですが、なぜかそこにおかしな自販機が2台あります。
まず1台め、なぜか「激辛アイテム」を集中的に販売する自販機です……。
メイン商品は『死神大魔王』という“激辛おかき”。
あとは沖縄唐辛子を使った『も~牛ジャーキー』、『チョウンマッゲキシン』という唐辛子を使ったスナック菓子です。
このネーミングにお金を落としても悔いなし、という感じなのは、私だけでしょうか?
散歩途中に、ほんのきまぐれで買ってみましたが、この自販機の激辛をナメてた、ごめんなさい……という気持ちになりました。
特に『チョウンマッゲキシン』は、たった1個食べだけで、もう後は食べれない、マジで。
いちばん辛くないのは『も~牛ジャーキー』です……。
ちなみにこの自販機は、お菓子の解説がものすごーくていねいなので、よい子はよく読んで買ってね!
イラスト/スタジヲワンツー
そのお隣の2台めの自販機ですが、メインはパンの缶詰です。
いや、パンの缶詰は非常食にもあるので、さほど珍しくないんですが、問題は、『蜂の子』と『いなごの甘露煮』の缶詰のラインナップです……。
昔の日本人は、たんぱく質を蜂の子やいなごから摂っていたんだね……。
でも今は、2019年。
平成も終わります……。
しかも高いんだよね、この缶詰。
いなごの甘露煮は、2000円オーバーですよ。
たぶん、酔っぱらった花見客か、SNSにアップしたい人々が買うのではないかと予想。
まあ、お好きな方はどうぞ……。
そしてこの自販機の近くにある売店には『餃子ドッグ』というのぼりがはためいています。
餃子ドッグ……。
これはですね、見た目的は、肉まんが細長い餃子の形になった感じです。
ただボリューミーかつ、お値段もビミョーに高いです。
まあ、お花見の酔っぱらいが買うのではないかと予想……。
私は地元民なので、3年に1回くらいの“うっかり買い食い”でいいです。
なんだか消極的な買い食い紹介ですが、やや積極的に紹介したいものもあります。
ボート乗り場の売店にある『三福だんご』です。
私は、高尾山の売店でも同じものを食べたことがあります……。
三福=大福、幸福、裕福らしい。
しょうゆだれと、くるみ味噌だれが選べます。
ちなみに炭火焼き。
おっさん女子的にはしょうゆだれを推す。
年に1回くらいは食べてもいいと思う。
ただ、年2回はないな……。
しかもこのボート売り場の売店は、井の頭公園の中でも、買い食いアイテムが充実しているのがポイント。
やきそば、たこやき、ナンドッグチリ、焼肉ライスバーカー、アイスなどなど……。
この買い食いアイテムを巡って、小さい子どもとお母さんがケンカをしている場面にもわりと遭遇します(苦笑)。
「今日は買わないわよっ」「え~っ」「ダメよ、絶対ダメ」みたいなケンカです……。
いかがでしょうか? 井の頭公園の謎の買い食いアイテム。
まあ、年に1度くらい、酔った勢いでどうぞ!
天野七月/あまのななつき
ライター&ときどきエディター。吉祥寺在住、ざっくり30年くらい。基本おっさん女子、たま~に乙女マインド。いつも吉祥寺をふらふらしています。ちなみに無芸大食。
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