愛くるしい笑顔とたどたどしい日本語が彼の人柄をすべてを表していた。 アメ村にある「ウブドスチ」はインドネシア、バリ島をルーツに持つ料理店。 このお店を切り盛りするニョマンはマネージャーで、常に笑顔で愛嬌いっぱい(笑)。 しかも、酒好きときた!
画像ギャラリー在阪のインドネシア人が愛するバリ料理「ウブドスチ」でウマイを連呼した!
愛くるしい笑顔とたどたどしい日本語が彼の人柄をすべてを表していた。
アメ村にある「ウブドスチ」はインドネシア、バリ島をルーツに持つ料理店。
このお店を切り盛りするニョマンはマネージャーで、常に笑顔で愛嬌いっぱい(笑)。
しかも、酒好きときた!
裏メニューの「ジャックゲンチェン」(1800円)は、ジャックダニエルにジンジャーエールとレモンで割った超絶飲みやすいお酒。
これをショットでガブガブ。
料理も旨ければ、酒もイケる。
ジャックのジンジャー割は頭よりも先に足にくる……。
とはいえ、それはビールで喉を潤わせたあとの話で、真っ先に注文したのは、バリ島の定番メシ「ラワール」(890円)。
インドネシア在住経験のある友人も、こう言う。
「バリの野菜料理はすべて、茹でたり、焼いたりする。生では食べないんですよ」
この料理は千切りにされたインゲンに伝統的なバリ島のスパイスや調味料を加えたもの。
実はこの料理、インドネシアでは冠婚葬祭で食されるメニューで、同店の一番人気。
インゲンのシャキシャキ感と細かく刻まれた鶏肉との相性が絶妙。
辛さは控えめで、お好みで特製のスパイスも用意されている。
簡単にいえば唐辛子を刻んだもの。
これを少しふると激辛料理へと変身。
額から汗が出て、唇がヒリヒリするレベルやで……。
お次の「サテチャンプル」(1600円)は、「サテとは串焼きという意味」で、ご覧のとおり、日本の串焼き料理と似ている。
味つけはピーナッツソース。
風味が豊かで肉料理とも見事にマッチ。
「バリでお祝いだったり、儀式をする時に食べられる代表的な料理が『バビグリン』といって、子豚をまる1頭焼くんですね。ターメリックを塗りながら、じっくりと焼いて表面の皮がパリッとなるのが特徴です」(友人)
お待ちかねの「バビグリン」(1200円)は、1日10組限定の料理。
このパリパリとした皮の旨さは、表現しがたい味わい。
トンでもなく旨くて、さらに皮に覆われたお肉はプリプリの食感。
肉が持つ、すべての旨みを凝縮したような肉料理である。
焼き豚でもない。
豚トロ焼きでもない。
「バビグリン」は「バビグリン」としか答えられない、ぜひとも味わってもらいたい絶品料理である。
インドネシア料理、マジヤバイ!!
インドネシア料理 ウブドスチ
[住所]大阪市中央区西心斎橋1-9-30
ホテルマイステイズ心斎橋1階
[TEL]06-6243-3378
[営業時間]月~木・日 11:30~23:30
金・土 11:30~24:00
[定休日]無休
加藤 慶(かとうけい)
大阪在住のライター兼カメラマン。週刊誌のスクープを狙う合間に関西圏の旨いモンを足で稼いで探す雑食系。
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