東京の寿司店で修業を積み、約10年前に地元・横浜で独立。「わざわざ足を運んでもらうような場所なので、握りもひと工夫しています。
画像ギャラリー鮨処なかの(最寄駅:磯子駅)
江戸前の伝統に取り入れたサプライズの演出でテンションが上がる!
新しい発見をしてもらえたら」と店主の中野満博さん。その言葉通り、江戸前寿司の伝統は守りつつ、独自のアレンジを加えている。例えば、カワハギはポン酢のジュレをのせることで見た目も楽しく、ポン酢の酸味がじんわりと馴染んでいく。ジュレの下に肝をしのばせ、ほんの少しコクをプラスするという心憎い演出も。ズワイガニはカニ味噌を混ぜ合わせたインパクトのあるシャリだが、柚子胡椒の香りで味がひとつにまとまっている。北海道・昆布森産真ガキを軽く蒸した前菜の一品は濃厚な味に感動! 「食感や香りも大切にしています」という中野さんの言葉を実感した。再訪するのが待ち遠しい店だ。
季節のオススメ握りコース(前菜3点、茶碗蒸し、握り9貫、お椀、デザート)※握りのネタは、仕入れによって変わる。
5000円
鮨処なかのの店舗情報
[住所]神奈川県横浜市磯子区磯子3-4-29 [TEL]045-342-4723 [営業時間]11時半~14時、17時~22時(LO)※ランチタイム有 [休日]月 [席]カウンターあり、全36席/全席禁煙/予約可/カード可/サ5%(ランチメニュー以外)・お通し代540円別(夜のみ) [交通アクセス]京浜東北根岸線磯子駅西口から徒歩6分
撮影/貝塚隆 取材/井島加恵
2018年11月号発売時点の情報です。
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