萬福(中華料理/東銀座)1929年開業の老舗中華料理店。看板の中華そばは開業当時そのままの美味しさ☆

琥珀色の米粒から、ぷぅ~んと匂い立つ醤油の香ばしさ。1929年の開業時から受け継がれた味だ。

画像ギャラリー

※コロナ禍で外食が自粛・縮小されている状況ではありますが、ぜひ知っておいて欲しい飲食店を、ご紹介しております。

萬福(最寄駅:東銀座駅)

胸高鳴る郷愁の味 醤油ダレとラードが生み出す香ばしさ

旨さの元となるのが中華そばのタレ。まろみを帯びた醤油が鍋を振る度にラードと絡み合い、えも言われぬコクを生んでいる。具材は角切りチャーシューに、甘みの玉ネギ、それに刻んだナルトの懐かしさに胸がきゅんと鳴る。「搾菜とレタスの焼飯」は25年ほど前にメニューに加わった平成版。あっさり塩味がこれまた後を引く。

焼飯

880円

刻んだ薄焼き玉子の存在にニンマリ。醤油の香ばしさの中から米の甘みもしっかりと感じられる

レバーにら炒め

900円

パンチの利いたタレがレバーと相性抜群。野菜もシャキシャキだ

搾菜とレタスの焼飯

1050円

ふんわりパラリと炒められた米粒の中から現れるレタスの歯触りが瑞々しい。搾菜のコクが味に深みを持たせている

お店からの一言

店主 久保英恭さん

「ケチャップ味の焼きめし「ポークライス」もぜひ」

萬福の店舗情報

[住所]東京都中央区銀座2-13-13 [TEL]03-3541-7210 [営業時間]11時~15時LO、17時~22時半LO(土は~22時LO)※ランチタイム有 [休日]日、祝の月 [席]カウンターあり、全22席/全席禁煙/宴会のみ予約可/カード不可/サ・お通し代なし [交通アクセス]地下鉄日比谷線ほか東銀座駅A7出口から徒歩2分

電話番号 03-3541-7210

撮影/西﨑進也 取材/菜々山いく子

2019年10月号発売時点の情報です。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

画像ギャラリー

この記事のライター

関連記事

なぜ人はふわとろ卵にそそられるのか。愛知県春日井市の町中華『仙楽』の「ふわ玉チャーハン&ミニラーメン」を食べて思うこと

公営ギャンブルの聖地なの?「川崎球場」の隣には競輪場や競馬場もあった 昭和の温かみを想う路線バスの旅で見つけた“幸せな味”

関西チャーハンの祖が腕を振るう町中華でギャロップ林が衝撃を受けた「白いチャーハン」

フレンチのエッセンス香るジューシーな餃子が味わえる『サルーズキッチンマーケット』!!カリカリの羽根つき餃子は圧巻の美しさ

おすすめ記事

ローリング・ストーンズが北米ツアーを開始、名盤中の名盤『レット・イット・ブリード』からの選曲はあるか【休日に聴きたい名盤】

母の日に贈りたい!ベスト10を発表 定番のスイーツを抑えて1位に輝いた逸品

【なんで?】トロピカーナ出荷停止は「プッチンプリン」と同じ理由!! グリコシステム障害で「しばらく買えないの?」

戦国武将・津軽為信が息子に説いた教え 最北の現存天守「弘前城」

「赤身」「中トロ」「大トロ」を重ねて一気に巻いた“トリプル巻”に悶絶!! 『鮨おにかい』のちょいと“贅沢寿司”の旨さに酔いしれる

1980年代の日本車で一番美しかったピアッツァ  当時はその凄さが理解されなかった悲運のクルマ

最新刊

「おとなの週末」2024年5月号は4月15日発売!大特集は「銀座のハナレ」

全店実食調査でお届けするグルメ情報誌「おとなの週末」。4月15日発売の5月号では、銀座の奥にあり、銀…