名古屋駅前の柳橋中央市場からほど近い和食店『柳橋 魚しゃぶ 濱の季』は、旬の魚介をだしにくぐらせて、ポン酢やごま醤油、土佐醤油など6種類のたれでいただく「魚しゃぶ」が名物。 そんな名店で、夏を迎えるにあたって注目したいのが『濱の季』のテイクアウト。とにかくお値打ちなメニューがいっぱいあるのだ……。
画像ギャラリーこの夏に食べたい! うなぎが一尾丸ごと入る名古屋・柳橋『濱の季』のテイクアウト膳と絶品ランチ
名古屋駅前の柳橋中央市場からほど近い和食店『柳橋 魚しゃぶ 濱の季』。
ここは店名にもあるように、旬の魚介をだしにくぐらせて、ポン酢やごま醤油、土佐醤油など6種類のたれでいただく「魚しゃぶ」(1人前4800円・税、サ10%別)が名物だ。
オーナーの新濱宏之さんは、名古屋の飲食業界きっての食通。
地元愛知県産の魚介や肉、野菜を使うのはもちろん、美味しい食材を求めて北は北海道、南は沖縄まで訪ねて、自らの舌と目で確かめたものを仕入れている。
柳橋界隈にある店のランチは市場から近いため、寿司や海鮮丼、天ぷらを食べさせてくれる店が多い。
しかし、『濱の季』のランチはそれらと完全に一線を画している。
これはメニュー名こそ「海鮮丼」(1300円・税込)だが、ネタを自家製のごま醤油につけて食べたり、薬味をのせたり、だしをかけたりと、ひつまぶしのように三通りの味が楽しめる。
ネタはその日によって変わるが、この日はマグロとタイ、シマアジ、サーモン、タコ、カジキマグロ、ホタテの8種類。
続いて紹介するのは、新潟県魚沼地方の蕎麦、へぎそばのランチ。
こちらは、「大海老天ぷらとへぎそば」(1300円・税込)。
へぎそばは布海苔という海藻をつなぎに使っていて、つるつるとしたのど越しと強いコシが特徴。
天ぷらは大海老のほか、ナスとニンジン、シイタケなど5種類の野菜天が付く。
これは「鴨ネギ丼とへぎそば」(1300円・税込)。
鴨肉は、醤油だれに漬け込んで、低温でじっくりと焼いているため、やわらかくてジューシー。
なによりも、香ばしさが食欲をそそる。
しかし、へぎそばの味と香りは丼にも負けておらず、それぞれの持ち味を引き出し合っている。
これから本格的な夏を迎えるにあたって注目したいのが、『濱の季』のテイクアウト。
これは「うなぎ膳」(2500円・税別)。
ご覧の通り、うなぎが丸ごと一尾入っているほか、う巻きや肝焼き、煮物も付く。
さらに、写真には写っていないが、薬味とだしも付くので、ひつまぶし風にして楽しむこともできる。
うなぎはランチでも好評で、「炭焼きうな丼」(1200円・税込※写真)や「炭焼き ひつまぶし」(2980円)も用意している。
うな丼はうなぎが半身になるが、この値段はかなりお値打ちだ。
こちらは「黒毛和牛ステーキ膳」(2500円・税別)。
黒毛和牛の産地は時期によって変わるが、肩ロースかサーロインを使用している。
醤油ベースのたれに漬けて焼いているので、香ばしさがなんともいえない。
こちらも「うなぎ膳」と同様に、薬味とだし汁が付く。
『濱の季』では、地元のタクシー会社『宝タクシー』と提携し、店から半径5キロ以内のエリアを対象にテイクアウトの宅配「宝タク配」を実施している。
配送料として1000円かかるが、5000円以上の注文であれば500円に割引される。
お近くの方はぜひ。
柳橋 魚しゃぶ 濱の季
[住所]愛知県名古屋市中村区名駅4-16-23 第二丸中ビル2階・3階
[TEL]052-582-2180
[営業時間]11:30~14:00(13:30L.O.)、17:00~22:30(22:00L.O.)
[定休日]日曜(祝は営業する場合あり)
永谷正樹(ながや・まさき)
1969年生まれのアラフィフライター兼カメラマン。名古屋めしをこよなく愛し、『おとなの週末』をはじめとする全国誌に発信。名古屋めしの専門家としてテレビ出演や講演会もこなす。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
画像ギャラリー