×

気になるキーワードを入力してください

SNSで最新情報をチェック

icon-gallery

隠れ家なんだけど、隠しておきたくない吉祥寺のカフェの件

今回ご紹介するのは、2019年7月にオープンした『cafe&bar d●●●●●』だよ。
このお店はガチで大好きなのですが、入れ替わりの激しい吉祥寺で1周年を迎えた&世界中を巻き込んだ“もーやってらんない”現象にも耐えていた(涙)。
ということで、個人的に「おめでとう」の気持ちをこめてのご紹介です。
店名はイニシャルだけどな……。

『cafe&bar d●●●●●』は、吉祥寺のど真ん中サンロードにありながら、ビルの3Fにあるので、かなり入りずらいシチュエーションである。
3階まで階段を上がってドアの前に立っても店の中が見えません!
その内観は、モダン&木の温もりの融合っていう感じの新しいおしゃれ感があります。
カウンター、テーブル席、芝生席みたいな3種類という構成。
店内は禁煙ですが、喫煙ルームが完備!
そして全席コンセントあり&フリーWi-Fi完備です。
さらにキャッシュレスは超進んでいて、クレジットカード、電子マネー、スマホ決済など、ほとんどに対応しています。
設備的に吉祥寺では(笑)、最先端だと思います。

席に着く前に、先に注文とお会計を済ませます。
タブレットでメニューを確認するのですが、注文は口頭という、まさかのアナログとデジタルの融合(笑)。
いや、でも私はわりと好きだよ、この感じ。
そして昼間のカフェタイムのソフトドリンクが300~400円です。
安い!
これは、私が勝手に決めた吉祥寺ドリンク相場540円を圧倒的に下回っています。
そしてフード類は、ドリンクとセットにすると200円引き。
私は初めてお店に行ったとき、「これで儲かるんですか?」と大変失礼なことを言ってしまいましたが「吉祥寺にこんな店が1軒くらいあってもいいかな、って……」と、お店の男子は控えめに申しておりました。
ちなみに当日のレシートはその日限り、ドリンクが半額になります。
要するに当日おかわり半額ですね。
そのおかわり半額のレシートで、さらにおかわりをすると、それも半額になって、その日はエンドレス半額です。
もうヤバイ!
ますます「経営は、大丈夫なのか?」といらぬ心配をするおっさん女子。
あとドリンク定額制などのサブスクも導入しています。
新しいことを積極的に取りいれている感に、勝手に好感を持っているおっさん女子だ。

イラスト/小豆だるま

お店に漂う「おしゃれ感」にクロスする、さまざまなミスマッチが居心地の良さのヒミツ!?

オープン当初の初来店のときは、お店のおしゃれ感に迎合してしまい(笑)、本当は唐揚げランチが食べたかった私は、ピザトースト(300円)とアイスカフェラテ(400円が200円引き)&自家製プリン(400円)を頼みました。
ちょっと女子っぽいオーダーですね。
しめて900円! 安い!
ちなみにアイスカフェオレは、シェイカーで作ってくれて、面白い&美味しいです。
しかし私は唐揚げをこよなく愛するおっさん女子。
2回目の訪問で、ついに唐揚げランチを頼みました。
でもちょっと恥ずかしかった……。
しかし結論として、恥ずかしがる必要は、まったくなかった!
なんと唐揚げランチが超オシャレだったんです……。
唐揚げ+サラダ+ごはん+プチデザートという構成で、カフェ巡り&インスタ映え大好き女子(死語)に支持されそうなおしゃれ感。
そして端正な佇まい。
でも唐揚げ……。
おっさん女子的にはプチデザートではなく、スープが希望だが、まあそれはお店の方針だからなぁ。
ジューシーでとっても美味しい。
マヨネーズが添えてあるのが、かなり好み。
あとは、ローストポーク丼、チキンカレーやサルサライスなんかもあるよ。
美味しいよ。
ランチ+ドリンクで1000円以内!
たぶんこれはお店のポリシーだと思われます。
でも私は9割くらいの確率で、唐揚げランチオーダーだ……。

お気に入りの店だからこそ、カフェの売り上げアップをひっそりと祈るおっさん女子であった……

ある日のカフェタイムで、仕事でトラブった&なんとか解決した男女2名がいたのですが(会話を盗み聞き)、そのうちの上司っぽい男子が、昼からビールを3杯くらい飲んでおり、好感を持ちました。
この店に関しては、客単価は基本的に上げておきたいと考えるおっさん女子です。
17時からバータイムなんだけど、早い時間帯は、お昼とあまり変わらない雰囲気です……。
アルコールはノーチャージでビール以外は500円!
おっさん女子がさらに勝手に決めた吉祥寺カクテル相場750円を大幅に下回っています!
でもさー、ビールも安いの。
カールスバーグが600円。
吉祥寺外国系ビール相場750円を下回っております!
なんだか安いとかいうのを強調してしまいましたが、非常に居心地がよく、お店の男子2名もとても感じのいい青年たちです。
あとテーブルが大きくて頑丈でいろんな作業に向いている。
昼~夕方~夜の早い時間は、基本的にパソコン使用の人々のオアシスになっております。

私はオープンして1ヵ月くらいのある日、この店がほぼ満席になったのを目撃しましたが、PC使いのおひとり様女性1名、読書する女性1名、バンド系男女混合グループ4名、スマホを充電するサラリーマン1名、カップル1組、マック使いの若い男子各2名、ぼんやりするおっさん女子1名という内訳。
ちなみにバンド系男女混合グループは全員喫煙者のようで、喫煙ルームを使用&食事が終わった後は芝生席に移動し、お店に備え付けてあるモニターで任天堂スイッチに興じていましいた。
見事にこの店の設備を使いこなすお客さんたち(このいい感じの芝生席はなぜか淘汰され、今はテーブル席になってしまいました)。
私は基本おっさんマインドですが、このとき、なんだか突然親戚のおばちゃん気分になり「よかった。店が繁盛している!」と心の中で叫びました……。
それ以来、お店が満席に近くなると、心の中はいつも親戚のおばちゃんです(苦笑)。

天野七月/あまのななつき
ライター&ときどきエディター。吉祥寺在住、ざっくり30年くらい。基本おっさん女子、たま~に乙女マインド。いつも吉祥寺をふらふらしています。ちなみに無芸大食。
小豆だるま
高校の国語教員を経てイラストレーター・漫画家になる。ギャグとシリアスを行ったり来たりする作風で雑誌・書籍・webなどで活躍中。著書は「日々ズレズレ」(小学館)その他。好物はタイ料理と辛いもの。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

icon-gallery
関連記事
あなたにおすすめ

関連キーワード

この記事のライター

おとなの週末Web編集部
おとなの週末Web編集部

おとなの週末Web編集部

最新刊

2024年12月20日に開業110周年を迎える東京駅を大特集。何度来ても迷ってしまう。おいしい店はど…