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創業90年近い老舗の看板におごることなし。それは地道な仕込みのネタを見ればわかるはず。

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紋寿司(最寄駅:祐天寺駅)

伝統を守りながら新しい味も挑戦する老舗の柔軟さ

毎日市場に出向くのも、目利きはもちろん仲卸とのつながりを大事にするからだ。「仕入れは顔を突き合わせたやり取りが基本中の基本。いい品がない時も上物を取って置いてくれる」とは2代目。銀座の高級店と同等レベルが町場価格で出せるのも信頼関係がなせる業。志は若き3代目に受け継がれている。楽しいのは和牛すき煮の巻物など創作系もあること。「旨いと思えば取り入れますよ」。さすが老舗の貫禄。愛される店とはこういう懐の深さがあるものだ。

絶品ネタ10貫

4180円

豊洲で名高いマグロ仲卸「石司」から仕入れる本マグロや、スッと切り目を入れた美しい小肌など高級ネタが満載。合わせるシャリは風味豊かな赤酢と白酢をブレンドしている

熱々玉子巻、和牛すき煮巻

440円、770円

焼きたての玉子巻やすき焼き味の霜降り肉を使う創作巻物

さんま肝ソース刺、焼穴子塩と黒胡椒

1320円、1760円

サンマの肝に赤味噌などを加えたソースで味わう刺身やふっくら焼いた穴子も絶品

関サバ

550円

薄く2枚に切りつけた大分産の関サバは身質の良さが最高。脂が強いので〆過ぎないよう計算して仕込む。ほぼ年間を通じて提供する

お店からの一言

2代目 金子弘之さん(左)、3代目 金子雄介さん

「品質と価格に正直に、伝統を守りつつ美味しい寿司を提供したいと思っています」

紋寿司の店舗情報

[住所]東京都目黒区祐天寺2-14-19 [TEL]03-3712-6078 [営業時間]17時半~23時(22時LO) [休日]月 [席]カウンターあり、全32席/全席禁煙/予約可/カード可/サなし、お通し代660円別 [交通アクセス]東急東横線祐天寺駅東口2から徒歩1分

電話番号 03-3712-6078

撮影/鵜澤昭彦 取材/肥田木奈々

2019年11月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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