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JR東京駅八重洲北口に広がる飲食店街「黒塀横丁」と「キッチンストリート」が、リニューアル工事のため2021年8月31日で営業を終了します。駅の喧騒を忘れさせる落ち着いた佇まいの飲食店が軒を連ね、ここでしか食べることのできない専門店の味を求めて、多くのビジネスマンや観光客に愛されてきました。

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ビジネスマンや観光客…昼夜楽しめる東京駅の飲食街

もし、これから、東京駅を利用する機会があるなら、おススメはランチタイム。遅めの時間を設定している店も多く、寿司やステーキなど、ちょっぴりぜいたくに楽しめます。

JR八重洲北口と丸の内北口をつなぐ自由通路沿いに広がる「キッチンストリート」。フルーツパーラーやラーメン店が軒を連ね、明るく大きな窓からは、店内の様子がうかがえます。

その脇の階段を下りた地下1階が「黒塀横丁」です。寿司店や肉料理店など黒塀に囲まれた店構えは、「キッチンストリート」とは対象的に、シックな雰囲気を醸し出しています。

オープンは、ともに2004年秋。以来、東京駅を利用するビジネスマンや観光客、周辺で働く人たちが大勢訪れ、食事やお酒を楽しみ、昼夜を問わず、賑わってきました。

8月中旬現在、公式ホームページによると、「黒塀横丁」では13店舗ある飲食店のうち、3店舗がすでに営業を終了しており、さらに3店舗が土日祝日のみ休業しています。「キッチンストリート」でも、16店舗のうち、1店舗が営業終了。3店舗が土日祝日のみ休業しています

まずは、黒塀横丁から。

肉厚のホタテは、ほんのり甘みも 「おさかな処 築地 奈可嶋」

旬の鮮度抜群な魚介をたっぷり味わいたいなら、大正14年創業、東京・築地の水産会社が直営する「おさかな処 築地 奈可嶋」。ランチタイムが16時までと、“ランチ難民”には、遅めの時間設定がありがたいです。

「豪華ちらし重」(1800円)には、分厚く脂ののったマグロやサーモン、宝石のようないくらやプリプリのタコ、有頭エビやシラスなど、上品な酢飯にぎっしり盛り付けられています。ひと口運ぶことに、新鮮な刺身のうま味が広がります。特に驚いたのは、肉厚のホタテ。ほんのり甘みがあり、食べ応え十分です。

個人的には、香の物として添えられた大根と人参のぬか漬けのほどよい漬け具合が絶妙で、口直しにぴったりです。

ほかにも、刺身でも食べられるほど新鮮なアジを使ったアジフライ膳(1230円)も人気だとか

お腹いっぱいになったところで、1階のキッチンストリートに上がりましょう。

旬の果物でリフレッシュ!「果実園 東京店」

旬の果物をたっぷり使ったパフェやパンケーキ、フルーツサラダが楽しめる果物専門店「果実園」は、モーニング(11時まで)から終日、老若男女問わず、人の列が絶えない人気店です。東京駅という高い利便性を誇る店舗ゆえ、惜しまれつつ閉店することになります。

店頭のショーケースにはきらめくフルーツに彩られたカットケーキが、種類豊富に並んでおり、持ち帰りもできます。

リニューアル後の新名称は「グランスタ八重洲北」

JR東日本のグループ会社で、エキナカ商業施設の運営を行っているJR東日本クロスステーションによると、8月31日に営業を終了する「黒塀横丁」と「キッチンストリート」は2022年春頃にリニューアルオープンを予定しており、両施設の2階に位置する「北町ダイニング」(8月31日以降も営業)とともに、施設名称は「グランスタ八重洲北」に変更されるといいます

ある飲食店の店員は「(リニューアル後)新たにテナント募集がありますが、東京駅の申し込みは人気が高く、入居できるか難しい。営業再開は、未定ですね」と話していました。

夏の終わり、東京駅から郷愁漂う飲食店の灯が消えゆく前に、機会があったら立ち寄って感慨にふけるのもいいのかもしれません。

「おさかな処 築地 奈可嶋」と「果実園 東京店」の店舗情報

「おさかな処 築地 奈可嶋」
[電話]03-5222-0123
[営業時間]11時~20時(ランチタイムは16時まで)

「果実園 東京店」
[電話]03-5220-4567
[営業時間]7時30分~20時(19時30分LO)

撮影・文/中島幸恵

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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