東北新幹線をはじめ、12の路線が乗り入れる埼玉イチのターミナル駅。駅直結でルミネがあるが改札内だけでも充実している。そんな“駅ナカ”を埼玉在住の『おとなの週末』編集・戎が大調査!
画像ギャラリー【食べる】
『カオマンガイキッチン』 辛み、酸味、甘みが利いたタイの美味を駅ナカで堪能!
タイの屋台の美味しさをそのままに、気軽に楽しんでもらいたい。中でもチキンスープで炊いたご飯と蒸し鶏という“カオマンガイ”に特化したのが同店だ。鶏の旨みを十分に吸い込んだジャスミンライスはそれだけで十分に美味しく、上にのる蒸し鶏と絶妙にマッチ。そこに3種用意されたソースを絡めると、さらにパンチと奥深さが加わり、あっという間に完食必至だ。
胃袋と気分は駅ナカにいながらたちまちタイ旅行へ。オススメです。
カオマンガイ(茹で)&トムヤムヌードル(1300円)
トムヤムスープに潜むのは、同社オリジナルの生米麺。もっちりでのど越しがよいのが特長だ。ソースは酸味と辛さの「タオチオ」、ショウガとネギの風味豊かな「ジンジャー」、甘さと酸味の「サンバル」の3種
タイ雑炊(500円)
朝食限定。やさしい味わいで香り高い
ダブルカオマンガイ茹で&揚げ(880円)
蒸し鶏と香ばしい揚げ鶏の2種がのる。食べ応えあり
TEL:048-648-8780
営業時間:7時~22時(モーニングは~10時まで、21時半LO)
定休日:施設に準ずる
交通:JR大宮駅中央改札(南)直結
『ベジテリア』 好きなジュースを2種類選んで自然な栄養を!
改札内にはカフェが数軒あるが、サッと休憩するなら『ベジテリア』はいかがだろうか。イートインスペースもあり、季節の野菜や果物を使ったジュースが味わえる。
「三ヶ日みかん」+「30品目」(470円)
2種類選べる「ツインズベジ」
【買う】
『埼玉粉問屋 つむぎや』
実は小麦の生産量が全国7位を誇る埼玉県。そんな地元産小麦を生かした商品を、久喜市の老舗粉問屋と埼玉大学、JR東日本大宮支社が共同開発。小麦「あやひかり」が生み出すもちもち食感に、狭山茶かさねほうじ茶の香ばしい香りが甘みとともに広がる。
こ、ふぃなんしぇかさねほうじ茶(8個入1188円)
TEL:048-643-3081
営業時間:8時~22時 ※日・祝は~20時半
『菓匠 右門』
サツマイモの輪切りと粒あんを、山芋つなぎのもち粉生地で包んだ蒸しまんじゅう。『右門』の看板商品かつ川越の名物として名高い。生地のもっちり感と、ホクホクしたサツマイモの自然な甘みが、どこか懐かしさを感じる。ほっとする美味しさだ。
いも恋(6個入1080円)
TEL:048-648-8665
営業時間:8時~22時 ※日・祝は~20時半
『梅林堂』
埼玉で31店舗展開する人気菓子店。「やわらか」は、名前の通り、しっとり柔らか。あんを包むまんじゅうの如く、ホワイトチョコレートをサブレ生地で包んでいる。5枚入はプレーン、抹茶、ラムレーズン、みるく、いちごの5種類。30枚入など箱モノも。2020年12月26日にリニューアル並びに新商品が発売。
やわらか(5枚入500円)
TEL:048-643-1411
営業時間:8時~22時 ※日・祝は~20時半
『ビッグオーブン』
焼鳥や手羽先など、鶏惣菜を揃える専門店の人気No.1商品。鹿児島県産銘柄鶏を、200年続く醤油蔵伝統の木桶仕込み醤油に漬け込んだ逸品。生姜がしっかり利いていて、ご飯はもちろん、ビールやサワーなどとも相性良し。
匠のしょう油から揚(100g378円)
TEL:048-648-8714
営業時間:9時半~22時(土8時半〜)、日・祝8時半〜20時半
『てとて』
合成保存料、合成着色料、化学調味料一切不使用の魚惣菜や焼魚を提供している。サバの塩焼き、銀ひらすの西京焼き、サーモントラウト酒肴焼きが入ったお得な3種盛りは、ご飯は言わずもがな、お酒のツマミとしてちびちびやるのもいい。
焼魚三種盛(1242円)
TEL:048-648-8718
営業時間:8時半~22時、日・祝8時半〜20時半
衣食住すべてを備えたプチショッピングモール
大宮の“駅ナカ”が充実しているワケは、改札内に「エキュート大宮」があるから。
まず知っておきたいのは、南側と、北側のエキュート大宮 ノースの2エリアに分かれていること。そして、店が集中しているのは南側であること。ここは新幹線乗車前に役立つお土産やお弁当の宝庫なのだ。
お弁当については、酒のツマミになるものを肉と魚からそれぞれ1品チョイスしたが、お弁当も種類豊富。肉弁、定食系、サンド、なんでもござれ。好きなものをどうぞ。
お土産には、埼玉県が誇る銘菓を連れて行ってほしい。『菓匠 右門』と『梅林堂』は、個人的にもよく利用させてもらっているお店。
梅林堂は、今回紹介した「やわらか」のほか、春季限定のいちご大福が激ウマ。私的いちご大福ランキングTOP3に入るほどだ。春先までお忘れなく。
はじめて食べて感動したのは『つむぎや』の「こ、ふぃなんしぇ」。ほうじ茶を使って和に仕立てあげたのはお見事。狭山茶のお茶請けに食べたい。
イートインはサクッと食べられるお店がズラリと並ぶ印象。『カオマンガイキッチン』は、店名通りカオマンガイがメイン。タイ料理でも比較的食べやすいメニューなので、世代問わず安心して食べられる。ぜひに。
また、洒落た文具店『スミス』、セレクトショップの『アーバンリサーチメイクストア』など食以外のお店が揃っているのも特徴的。書店が北と南に各1ヶ所あるのも本好きとしてはうれしい限りだ。
これだけ揃うと、ちょっとしたショッピングモール状態。しかもそこまで広くないから迷わなくて済む。新幹線乗車までの時間もココならゆっくり楽しめることだろう。
※店のデータは、2021年1月号発売時点の情報です。
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