今までに5万個以上ものアイスを食べているアイス研究家・シズリーナ荒井です。今回は、年間通じてのアイス事情だったり、アイスの旬や今の時期にオススメのアレンジレシピについて綴らせていただきます!
画像ギャラリーアイスは旬なフルーツやトレンドなど時代を映す鏡だった!?
スーパーやコンビニのアイスストッカー(アイスショーケース)の目の前に行けば、旬の果物だったり、昨年トレンドになったスイーツや清涼飲料水の企画がずらりと並ぶことが多いです。
例えば、2018年頃から2019年にかけて一大ブームになったタピオカミルクティーが2020年には、タピオカミルクティーをモチーフにしたアイス商品がズラーッと並び、2020年頃から2021年にかけて専門店がイタリアの伝統菓子「マリトッツォ」がアイスの企画となっています。
しかし、そんな時代を映す鏡ではありますが、コンビニでは残酷な一面もあります。
企画から製造まで6ヶ月〜2年間もの歳月をかけて生まれる新作アイスは年間1,100個以上(リニューアル商品も含む※シズリーナ荒井調べ)。
その中で、我々の目に触れるタイミングはたったの2週間。そう考えると蝉の一生とよく似ています。
だからこそ、私はスーパーやコンビニに立ち寄ったら必ずアイスストッカーに噛り付いて“季節感やこのスイーツ流行っていたなー”と思いにふけます。だから、アイスは年間通じて単なるデザートではなく、季節やその時代を映すのです。
アイスの旬は、夏ではなく冬だった!?
アイスと言えば、夏と思っている方も多いようですが、実は、濃厚な味わいにフォーカスすると冬だったんです。
“ソーダ系など爽やかな味やかき氷系の氷菓が多い夏から、冬になるにつれて濃厚系のアイスクリーム商品が増える”という一般的にも分かりやすい変化だけでなく、冬になると生乳の乳脂肪分が高くなるので、濃厚系アイスのバリエーションが増える”という理由もあるようです。そして、旬のアイスをさらに美味しく食べる方法として、アレンジレシピをお薦めします。
しかし、冬の濃厚系アイスは、贅沢感だったり満足感を得られますが、濃厚な味が故に喉が乾いてしまうという経験はないでしょうか?
そこで、今回は、冬のアイスを楽しみながら喉も潤せる“アイスドリンクアレンジ”で新しいアイスの楽しみ方を多くの方に知っていただけたらと思います。材料もスーパーやコンビニで入手しやすい定番のものを中心にレシピを作りましたのでお試しください!
①“華やぐ香りを活かした、まさにクラフトな逸品”シャリうまフルーツミルクティー
ロッテ「クーリッシュ バニラ」×サントリー「クラフトボス フルーツティー」
【作り方】
ロッテ「クーリッシュ バニラ」140mlに対して、サントリー「クラフトボス フルーツティー」を、よーく混ぜ合わせるだけ!
(目安※クラフトボス フルーツティー100ml に対して、クーリッシュ70mlをトッピング)
②“喫茶店気分で、冷え冷えカフェブレイク”ブラックあんコーヒー ホイップ添え
井村屋「BOXあずきバー」×キリンビバレッジ「ファイア ワンデイ ブラック」
【作り方】
井村屋『BOXあずきバー』2本に対して、キリンビバレッジ『ファイア ワンデイ ブラック』75 ml〜100mlを、よーく混ぜ合わせるだけ!
ホイップ クリームをトッピングするのもオススメ!
③“大阪名物のアレをミキサー無しで再現”しろくまミックスジュース
丸永製菓「しろくま」×日清ヨーク「ピルクル400」
【作り方】
丸永製菓「しろくま」240mlに対して、日清ヨーク「ピルクル400」を150mlよーく混ぜ合わせるだけ!
※「ピルクル400」は特定保健用食品で、1日の摂取目安として65mlを推奨しています
④“まるでファストフード店のコーヒーシェイク”爽やかコーヒー風シェイク
ロッテ「爽 バニラ」×伊藤園「健康ミネラルむぎ茶」
【作り方】
ロッテ「爽 バニラ」190mlに対して、伊藤園「健康ミネラルむぎ茶」を100ml〜150mlよーく混ぜ合わせるだけ!
⑤“レモンの香りとチーズがマッチ、オシャレなティータイム”
コクうまチーズレモンティー
森永乳業「MOW PRIME バタークッキー&クリームチーズ」×サントリー「クラフトボスレモンティー」
【作り方】
サントリー「クラフトボス レモンティー」200mlをグラスに注ぎ、森永乳業「MOW PRIME バタークッキー&クリームチーズ」をお好み量トッピングするだけ!
⑥“トマトが好きになるかも? 後味ふわっと桃風味”まるで白桃風 魔法のシェイク
明治「明治エッセル スーパーカップ超バニラ」×カゴメ「カゴメトマトジュース(食塩無添加)」
【作り方】
明治「明治エッセル スーパーカップ超バニラ」200mlに対して、カゴメ「カゴメトマトジュース(食塩無添加)」を200mlよーく混ぜるだけ!
シズリーナ荒井
初めてアイスを食べたのは“1歳一ヵ月”(証拠映像資料有り)。人生で52,000個以上ものアイスを食べた記録を保持するアイスマニアであり、日本一アイスを愛するスーパーアイスマン。
どうしたらより美味しくアイスクリームを食べられるかを真剣に考え、氷菓子(アイス、ソフトクリーム、ジェラート、かき氷)の研究を開始。氷菓子は原材料が同じでありながら製品温度が異なることで感じ取れる味が違うことを発見!
食べ方をデザインする“イートデザイナー”として市販アイスのアレンジレシピや企業同士の商品コラボを手がけており、“かけ合わせグルメ”「雪見カレーヌードル」の考案者として、SNSで話題に!
年間4,000種類以上のアイスクリームをテイスティング。アイス現場のすべてを知りつくすアイスジャーナリストとして活躍中!2021年6月には著書『コンビニ&スーパーのアイスが極上スイーツに! 魔法のアイスレシピ』(KADOKAWA)を出版。
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