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「白い恋人」のパッケージモデルになった沼浦展望台

利尻島の南にある沼浦展望台は別名「白い恋人の丘」。北海道の銘菓「白い恋人」のパッケージに描かれている山は、ここから撮影した利尻山が使われているそうなのです。どうしてもこの角度の写真撮影がしたくて、かさばることを承知で缶を持っていきました(笑)。おかげで、晴れて缶と同じ確度の素敵な利尻山の撮影ができました!

絵になる白い恋人の缶と利尻山

ちなみにプロポーズの写真を撮影して、鴛泊フェリーターミナル内にある利尻富士町観光案内所に持っていくと「プロポーズ証明書」を発行してくれます。

アザラシに癒される仙法志御崎公園

利尻島の南にある仙法志御崎(せんぽうしみさき)公園では、アザラシのプールでゴマフアザラシの餌やり体験ができます。訪れた時は、アザラシが気持ちよさそうに泳いでいました。人に慣れているのでしょうか、目が合うんです。まるで「ごはんちょうだい」と言われているようでした。

プールで泳ぐアザラシ

このエリアは、火山の噴火で海に流れ込んだ溶岩が造った奇岩などが数多くあり、荒々しい独特の景観が特徴です。利尻昆布の天日干しの様子も見られ、土産店では昆布そのものや昆布を素材とした商品を買うことができます。

知る人ぞ知る、ミルピス商店

利尻町には知る人ぞ知る乳酸菌飲料「ミルピス」があります。原液から手作りで、実に半世紀以上も愛されている商品です。瓶を見て牛乳をイメージしてしまったのですが、すっきりとした飲み口でカルピスに近い感じ。ほてった体を冷やしてくれました。

パッケージに懐かしさを感じるミルピス

このほかにも、島内で採れた果実などを使った無添加ジュースも販売。お店の方がとても気さくで「どこから来たの?」などと話しかけてくれて、楽しいひとときを過ごしました。

趣のある店舗外観

関東出身の学生時代の友人が、利尻島の自然に魅了され15年近く現地で暮らしています。訪れて感じたのは「気持ちが落ち着くなぁ」ということ。都会の喧騒を忘れられ、のんびりと過ごすことができます。

ぜひ利尻島を訪れた際は、離島の自然を全身で味わってリフレッシュしてくださいね。

文・写真/森順子

森 順子

元テレビ北海道アナウンサー。現在は教育サービスの会社を運営しながら地理の楽しさを普及する活動も行っている。地理女net代表/札幌国際大学短期大学部講師/札幌観光大使

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おとなの週末Web編集部
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