答えは…
答えは「おこっぺ」と読む町名です。
興部町(ちょう)へは札幌から高速を使い、約5時間30分。人口約3700人のオホーツク海に面した酪農や漁業が盛んなのどかな町です。「おこっぺ」はアイヌ語の「オウコッペ」から来ており、「川尻の合流しているところ」の意味があるそうです。かつて興部川、藻興部川が合流してオホーツク海にそそいでいたことに由来しているそうです。
興部町へは仕事で何度も訪れているのですが、途中の名寄(なよろ)市にある「道の駅もち米の里☆なよろ」が絶好の休憩スポットです。名寄市は以前からもち米作りが盛んで、市内の水田の約9割がもち米という、日本有数の産地です。 「道の駅もち米の里☆なよろ」では 地元産のもち米を使った商品が手に入り、中でもモチモチした食感の「ソフト大福」がおすすめです。
名寄方面から国道239号を通り、町内に入ると長閑(のどか)な雰囲気に包まれます。5月中旬に訪れた際には「エゾヤマザクラ」が咲いていて、遅めの春を楽しむことができました。
町のシンボル、モーモー城と風車
興部町の高台にあり、目を引くのが洋風の建物と風車。モーモー城との愛称で呼ばれるこの建物は「オホーツク農業科学研究センター」。そして、その隣には風車も建てられています。施設内では農業に関する様々な分析や検査などを行っており、一般の人は入れませんが、写真撮影や散策は可能です。ここから市内が見渡せ、爽快な気分になれます。
ルゴーサ・エクスプレスが出迎えてくれる道の駅おこっぺ
国道239号沿いにある「道の駅おこっぺ」に行って驚いたのは、気動車(鉄道で使われたディーゼル車)があること!車両を改装した「ルゴーサ・エクスプレス」で、例年5月から10月ごろまでの間、なんと車内で宿泊ができるのです。しかも無料!(※残念ながら今シーズンはコロナ感染拡大防止の関係で休館中です)
鉄道歴史展示コーナーもあり、今は廃線となった、名寄本線で使われていたレールや歴史を紹介するパネルなどが展示されています。特産の乳製品やハム・ソーセージなどたくさんの商品が並び、お土産を買うのにオススメの場所です。