答えは…
答えは「いたいら」とよむ帯広市の地名です。
帯広市は、北海道の十勝地方のほぼ中央に位置する人口約17万人のまちです。札幌から特急で約2時間半、車でも高速を使って約3時間と、アクセスのよいエリアです(冬は高速でホワイトアウトになることもあるのでお気をつけください!)。広大な農地が広がり、いかにも「北海道!」という雰囲気を味わえます。
十勝地方は酪農業が盛んで、ジャガイモや砂糖の原料のてん菜(ビート)、小麦や小豆などが多く生産されています。帯広市は十勝地方の農産物の集積地や商業都市としての役割を担っています。
世界で唯一!躍動感溢れるばんえい競馬
帯広市の中心部にある「ばんえい十勝帯広競馬場」では、ほぼ通年、毎週土・日・月の3日間レースを開催しています。
ばんえい競馬は、明治の北海道開拓時代に「ばん馬」と言われる農耕馬による競走が行われたのを起源とし、戦後に公営競馬となってスタート。 最大1トンもの重い鉄のソリを、ばん馬に曳かせて競い合います。2004年には、世界で唯一の馬文化として「北海道遺産」に指定されています。
何に驚いたかというと、見学エリアでレース中の馬と一緒に歩いてゴールできること。通常の競馬と違って猛スピードではないので、近くで馬たちのパワフルな息遣いを感じながらレースを楽しめます。私がレースを見ていたとき、訪れていた子どもたちから「馬さん、がんばれー!」と声援が送られていてほほえましかったです。